低すぎる声を高くする方法

表紙画像

低すぎる声を高くする方法
中学生から大人まで、ひとりでできるボイストレーニング 2

著者: 石神久資
発行所: アートジャム
書籍形式: 電子書籍mobi(Kindle端末、iPad、iPhone、Androidタブレット、Androidスマートフォン用)
ページ数: 紙書籍に換算して82ページ
販売書店: Amazon Kindleストア
価格: 280円
2015年12月10日 初版発行

★Amazon Kindleストアからの購入はこちらへ。

書籍の紹介

あなたの声は低いですか? 低すぎると思いますか?

声が低いのを気にするのは、ほとんどが女性です。かなりの数の女性は、自分の声が低すぎることと、小さすぎることを気にします。自分の声が男性並みに低いと悩むような女性が、あなたの周りにもいませんか?

もちろん、ここで「低い声」というのは、「音量が小さい」という意味ではなく、「音の周波数が低い」、「キーが低い」、「ピッチが低い」という意味です。

一方、男性の場合は、声が小さいことを気にする人はいますが、声が低すぎることを気にする人はあまりいません。それは、男性は声が低いのが普通だと考えられているからです。

もっとも、声があまりにも低すぎると、発音がぼんやりしたり、声が通りにくくなったりして、相手に言葉が伝わりにくくなります。男性でも、低すぎる声はあまり良いものではありません。

ところで、日本では、女性の声はやや高めの方が好まれると、一般に、昔から、言われています。

しかし、なぜ、高めの声が好まれるのでしょうか?

それは、声がやや高めであると、かわいらしく聞こえるからです。

「かわいい」というのは、日本に古来からある重要な価値基準です。かわいければ、他に多少欠点があっても打ち消されてしまいます。

女性同士であれば、男性的な低い声の女性も人気があるのですが、話す相手が男性であれば、高い声の方が男性に好印象を与える可能性が高いのです。このような「かわいい声」は日本だけでなく、東南アジアでも一般に広く好まれている声だと考えられます。

それとは逆に、欧米では、日本とは反対に、女性の声は、男性ほどではないですが、やや低めの方が好まれています。

欧米の価値基準(は子供中心ではなく大人中心です。つまり、欧米では、「子供っぽい(未熟な)女性」よりも「大人っぽい(成熟した)女性」のほうが好ましいと思われているのです。欧米では、子供っぽい女性は、いくらかわいくても、結局、半人前の女性にしかすぎません。

男性から見ても女性から見ても、高い声の女性は子供っぽいとして軽く扱われ、一方、低い声の女性は教養のある知的な大人の女性として信頼され好まれる傾向があります。(男性の場合も同様です。高い声の男性は、子供っぽい、未熟な男性と見られがちです。)

確かに欧米の俳優やアナウンサーや政治家などの女性は、声の低い人が多いようです。しかし、吹き替えしていないテレビ番組などで一般の人にインタビューをしている画面などを見ると、欧米でも一般の女性は意外に声が高い人が多いように思えます。

と言うことは、欧米の俳優やアナウンサーや政治家などの女性は自然に声を出しているのではなく、かなりの訓練を経て意識的に声を低くしている人たちが多いのではないかと思われます。

ところで、欧米では女性は30代くらいまでの若々しい容姿が好ましいとされており、それ以上年を取るのは好ましくないと思われています。そのため、アンチエイジングのお化粧や若返りの整形手術に人気があります。日本でも最近は欧米の価値観が入ってきているので、若々しく見せることが良いことだと考える人が増えてきました。

その結果、最近の日本では、「かわいい」と「若々しい」が同じように好ましいと扱われていますが、厳密に言うと、「かわいい」と「若々しい」はあまり関係ありません。いくら年を取っていても、かわいい女性はかわいいのです。

こうした事情に関連しますが、日本の声の専門家や文化人などは、基本的に欧米の研究成果や価値基準を受け入れていることが多いため、声の価値基準も欧米基準に考えることが多いようです。日本でも国際化の影響で女性の声の男性化が進みつつあり、女性の声は、高い声よりも低い声が好ましいと考える評論家や文化人が少しずつ増えてきているように思えます。

それに対して、日本の一般の男性の多くは、「かわいい声の女性」が大好きです。こうした「かわいい声」は女性の年齢(ねんれい)にはほとんど関係ありません。この傾向は当分変わらないでしょう。

このように、声が高いほうが良いか低い方が良いかは、あなたがどこの地域に住んでいるかによって大きく違ってきます。

一方、

声が高かろうが低かろうが、言葉が伝わればそれで十分では?

という考え方もあります。確かにその通りですが、人々の好みを考えると、そうは簡単には割り切れないでしょう。

もし、あなたが、あなたの声は「低い」あるいは「低すぎる」と思うのであれば、何とかしたいですね。


この本では、低い声しか出ない原因、改善法、声を高くするためにボイストレーニングの準備と実践方法を、わかりやすく、詳しく説明しています。

中学生以上であれば、この本の内容を理解できると思います。簡単ですから、ぜひトレーニングを一通り試してみて下さい。

あなたと同じ悩みを持っている方も大勢います。それらの方からのご相談に答えた「質問と答え」欄もあります。

一人で練習してもうまく行かない場合は、参考書やボイストレーニング教室の選び方なども説明していますので、参考にしてください。

本書は、『声の悩み49種のすっきり解消法 第4版』の中の「低すぎる声」を再編集し、また、ホームページ「声の悩み|アートジャム★声の個性」内の声の悩み相談投稿の中から関連する項目を抜き出し、「低すぎる声についての質問と答え」欄として再編集して、中学生にもわかりやすいように表現をやさしくしたものです。

※本書は歌声については触れていません。会話の声だけを説明していますので、ご了承ください。

目次

はじめに ―― 低すぎる声の悩み
第1章 あなたの声は本当に低いのですか?
第2章 声が低い原因は?  ( この項目の内容は下記の「内容の一部」で紹介しています)
第3章 どうやって声を高くするのですか?
第4章 自分でできる簡単なボイストレーニング
4.1 ボイストレーニングとは?
4.2 トレーニングの準備運動をしよう
4.2.1 姿勢
4.2.2 首の運動
4.2.3 頬・唇・舌の運動
4.3 ボイストレーニングをやってみよう
第5章 録音して、自分の声を確認してみよう
5.1 録音した変な声
5.2 変な声に聞こえる原因
5.3 対策
5.4 テープレコーダーとボイスレコーダー
第6章 低すぎる声についての質問と答え
第7章 どうしても一人で解決できない人へ
7.1 ボイストレーニングについての本
7.2 ボイストレーナーの現状
7.3 ボイストレーニング教室の選び方
あとがき
参考文献
著者紹介

内容の一部

声帯の位置

男性の声変わりは劇的に起こりますが、女性の場合も声変わりがおだやかに起こります。その結果、大人の女性の、低い声に変わります。

どちらにしても、声帯(せいたい)が長い人は、声が低くなりやすいのです。

そして、変声期(へんせいき)をすぎて大人の声に変わると、人によって声が特に低かったり高かったり、個人差が目立ってきます。すると、そのことが気になってきます。

では、なぜ、人によって声の高さが大きく違うのでしょうか?

それは、一般的に、声の高さは体の大きさ(特に、身長)に関係が深いからだと言われています。

体の大きい人は、身長が高く(のど)が太いため、(のど)の中にある声帯(せいたい)が長くなる傾向があります。そして、声帯(せいたい)が長いと声は低くなります。つまり、女性でも背が高く、(のど)が太いと、声帯(せいたい)が男性並みに長くなることがあります。そして、声帯(せいたい)が長くなると振動数(しんどうすう)が少なくなるため、そこから出る声は低くなります。このように、身長が高い人が声が低くなるのは、ある程度やむを得ないことです。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

[参考] 振動数(しんどうすう)周波数(しゅうはすう)とも言います。物体が震える時の、1秒間当たりの回数を、一般に振動数(しんどうすう)と言います。これに対して、音の波が震える回数は一般に周波数(しゅうはすう)と言います。どちらも、英語では「frequency(ふりーけんしー) 」になります。

―――――――――――――――――――――――――――――――――

一方、声帯(せいたい)の長さが普通の場合でも、家族や友人などが皆、習慣的(しゅうかんてき)に低い周波数(しゅうはすう)の声を出していれば、それにつられて、あなたの声も低くなることがあります。誰でも声帯(せいたい)が出せる最も高い音から低い音までの幅はかなり広いのですが、日常的に使っている高さの幅はかなり狭いのです。つまり、本当は高い声を出せるのに、習慣的(しゅうかんてき)に低い声ばかりを出しているのかもしれません。普段低音の声を出していると、高音の声を出しにくくなります。

あるいは、高音から低音まで幅広い周波数(しゅうはすう)で声が出ている場合でも、口や(のど)などの容積がとても広いと、低い周波数(しゅうはすう)の成分が特に良く共鳴して、全体として声が低く聞こえることがあります。

それでは、低すぎる声を高くするには、どうしたら良いのでしょうか?

読者の特典

本書『低すぎる声を高くする方法: 中学生から大人まで、ひとりでできるボイストレーニング 2』をご購入されて、メールマガジン「声の個性と悩み★アートジャム」をご購読されると、読者に限定公開の動画「ボイストレーニングの準備」などをご覧になることができます。

この動画は、電子書籍『声の悩み49種のすっきり解消法 ボイストレーニングのミニ百科事典』の「4.2 トレーニングの準備運動をしよう」の内容を、Haruka(はるか)がわかりやすく解説したものです。

メールマガジン

なお、本書を購入されなくても、本メルマガの購読者であれば、この動画などを見ることができます。


Amazon で購入

Amazon Kindleストアからの購入はこちらへ。