またまた出版物の表現規制!

言葉狩り
文芸評論家の福嶋亮大さんが8月16日、自身の体験した表現規制の実態をTwitterで公表しました。

それによると、

某雑誌の原稿に「狂人」という言葉を使ったら、校了直前に変更してくれとの連絡。「気違い」が差別語ということになり、今度は「狂人」もダメということになれば、いったいmadな人をどう日本語で表現したらいいのか?
2015年8月16日 15:17

ちなみに、先日ゲンロンカフェで渡部直己氏が文芸誌はやばい言葉も自由に使える、そこがよいのだとおっしゃっていたが、実体はもうそういうレベルでもなくて、某文芸誌の編集者によると「異形」とかですらもう検閲されるらしい。網野善彦のあのタイトルの本はもう書けない・笑。ひどい話。
2015年8月16日 15:19

こういう自主検閲のインフレは論理の問題というよりは「穢れ」の一種だと思うけれども、SNS普及と震災前後くらいからいっそうそれがひどくなっている。しかしこれは出版の自殺行為では。
2015年8月16日 15:22

[出典: 文芸批評家の福嶋亮大氏 Twitterで出版社の表現規制に苦言

1955年の「悪書追放運動」以来、1899年の岩波書店発行の『ちびくろサンボ』が黒人差別につながるとの糾弾や、筒井康隆さんの『無人警察』内の癲癇の記述が差別的であるとの糾弾など、出版物に対する言葉狩りがたびたび社会問題になってきましたが、ここまで来るとさすがに行き過ぎと思われます。

出版関係の方は、最近のこのような差別語(?)規制をどのように考えておられるのでしょうか?

[参考: 表現の自主規制 – Wikipedia

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