インプレスがプリントオンデマンド出版を推進

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株式会社インプレスR&Dが2015年7月27日、「プリント・オンデマンド(POD)による新出版流通ビジネスモデル説明会」を同社セミナールームにて開催しました。

PODは、一般には、オンデマンド出版とも言われますが、書籍データを保存しておけば、最小1冊から本を印刷・出版できるシステムです。従来のオフセットを使った大量印刷とはまったく異なる新しい出版形態であり、電子書籍出版に近いものです。

従来の出版と比べると、オンデマンド出版は、凝った装丁が不可能、1冊当たりの価格が倍近くになる、オンデマンド用の書籍データをわざわざ作らなければならない、などの問題がありますが、一方、小部数しか販売を見込めない書籍の出版に向いている、在庫切れが起きない、などのメリットがあるため、重版や自費出版、あるいは、特に専門書などの出版に向いています。

インプレスは従来からAmazon PODストアでオンデマンド書籍を販売してきましたが、これをPODサプライチェーンを構築して、Amazonだけでなく、三省堂書店、大日本印刷、京葉流通倉庫でもオンデマンド印刷を可能にして、丸善、ジュンク堂書店、紀伊国屋書店、有隣堂、八重洲BC、楽天ブックス、および、その他の一般書店でも注文・販売できるようにするようです。

ただし、楽天ブックスの場合は、あらかじめ数冊を楽天ブックス側に在庫として保有し、配送するので、完全なオンデマンド出版ではないようです(擬似オンデマンド出版とも言われます)。

インプレスは自社発行のオンデマンド書籍だけでなく、他の出版社が発行する書籍も取り次いで、オンデマンド書籍販売にかかわるそうです。

Amazon以外でもオンデマンド書籍を取り扱えるようになるのは大きな事件でしょう。

日本ではまだまだオンデマンド出版は普及していませんが、もう少し普及しても良いですね。

特に、自費出版は、電子出版とオンデマンド出版の組み合わせで行うのが理想的ではないでしょうか?

[参考: INTERNET Watch: 在庫リスクゼロのストア型プリント・オンデマンドで機会損失を防ぐ

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