声の悩み

かすれ声(嗄声)

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悩み

あなたは、最近声がかすれたり、しわがれたりしたことはありませんでしたか?

かすれ声、しわがれ声、しゃがれ声のことを、音声学の専門用語で嗄声(させい)といいます。ハスキーな声というのも、嗄声の一種です。

声がかすれても、学校や職場のコミュニケーションに差し障ることは少ないですが、あまりにもかすれの程度が大きいと、自分でも気になってきますね。

そのような声を他人が聞くと、風邪をひいているような、病気にかかっているような、苦しそうな声に聞こえてしまいます。

そのため、そのような声を出していると、話し相手から、からかわれることがあるかもしれません。

自分の声が変かどうかは、自分の声を録音して、それを聞き返してみればわかります。

なお、かすれ声は、「ささやき声」と一見すると似ていますが、それとは全く違うものです。ささやき声は健康的な美しい声です。それとは区別しましょう。

では、声がかすれるのはなぜでしょうか?

原因

声帯は筋肉なので、使いすぎると疲労し、炎症を起こします。

喉に炎症ができますと、声帯がはれたり、ポリープができたり、痰が絡んだりします。そうなると、声帯がきちんと閉まらなくなり、声帯の隙間から息が漏れて、声が枯れたり、かすれたりします。

しかし、たとえ喉や声帯が健康でも、長時間話し続けると、声帯がはれて、声帯に隙間ができ、かすれ声になることがあります。また、長時間、強い向かい風やクーラーの風に当たって話をしていると、声帯粘膜が乾燥するため、声がかすれたり、声が出にくくることがあります。

また、体力が落ちて腹式呼吸ができなくなると、たとえ声帯が健康であり正常であっても、声がかすれることがあります。

あるいは、風邪などが原因で喉を痛め長期間声をほとんど声を出さないでいると、かすれ声になって大きな声が出なくなることがあります。これは若い人にも起こる、声帯の筋肉がやせて声帯に隙間ができる声帯萎縮の一種です。この場合は、口を小さめに開き、小さな声で「あー」と声を出し続けてみてください。もし声が10秒程度しか続かないようであれば、声帯萎縮が疑われます。

タバコを吸う人は、一般に、声がかすれやすくなります。タバコの煙に含まれるタールが原因で声帯に炎症が起こりやすいためと言われています。

また、女性は、生理中に声を出し続けると、声がかすれやすくなると言われています。

それ以外の、かすれ声の原因としては、呼吸ための筋肉がうまく調節できないことが考えられます。つまり、息を細く長く吐くことができないため、声がかすれるのです。そうなると、大きい声を無理に、長く、出そうとして、強く息を出したり、喉に力を入れたりします。そうなると、さらに不自然な声になります。

また、かすれてしまった声をさらに無理やり出し続けていると、声帯に過度な力が入って、新たに炎症が起きたり、ポリープができたりすることがあります。

それでは、どうしたらよいのでしょうか?

改善方法

かすれる原因によって、対策は異なります

炎症が原因で時々声がかすれる場合は、声を出さないで声帯をしばらく休ませましょう。 そうすれば、炎症が引いて、回復することが多いようです。

これに対して、声を出さなさ過ぎて声帯萎縮になった場合は、逆に、声を積極的に出して、声帯の筋肉を鍛える必要があります。

また、女性は、生理中はあまり声を出さないようにしたほうがよいでしょう。

もちろん、誰であっても、タバコはやめたほうがよいでしょう。

もし、長期間にわたって声がかすれたままになっている場合は、何か病気があるかもしれません。耳鼻咽喉科で、診てもらったほうがよいでしょう。音声外来のある病院が見つかれば、そこを選んだほうがよいでしょう。

また、喉や声帯が正常である場合、息を細く長く吐くことができないため声がかすれることがあります。

では、あなたが、どの程度息を長く出せるかチェックしてみましょう。

そのために、最長呼気持続時間を測定してみます。無声音の「シー」を小さい声で、できるだけ長く発音して、それが何秒続くか計ってみます。もし、10秒ほどしか続かない場合は、やや息が短すぎます。できたら、20秒以上続けられるのが望ましいです。

もし、息を細く長く吐くことができないため声がかすれる場合は、訓練によって、ある程度は、声を正常に近づけることができます。

そのような発声訓練をボイストレーニングといいます。

ボイストレーニングを行えば、声のかすれが治るだけでなく、滑舌が良くなったり、性格が明るくなったりといった副産物も期待できます。

このトレーニングは、インターネットや書籍を参考にして独学もできます。しかし、近所に教室がある場合は、教室に通って講師から直接指導を受けた方が良いでしょう。ただし、歌い方を訓練する教室は選ばないで、話し方を訓練する教室を選ぶ必要があります。

近くにボイストレーニング教室がない場合は、代わりに、話し方教室や、朗読サークルなどに参加してみるのも良いでしょう。

しかし、教室に通うほど深刻ではない場合、自分でトレーニングをしてみる方法もあります。




自分でできる簡単なボイストレーニング

かすれ声(嗄声)を改善するボイストレーニングは、次のように行います。

息を細く長く吐くことができないために声がかすれる場合は、次のようにします。

息が短くなる原因としては、肺活量が小さいこと、肺の周りの筋肉の使い方が悪いこと、あるいは、腹式呼吸ができていないこと、などが考えられます。

もし、肺活量が小さい場合は、有酸素運動と呼吸法を組みあわせて練習すると、肺活量を大きくすることができます。そのためには、ゆっくりと歩きながら、あるいは、足踏みをしながら、腹式呼吸で息を吸い込み、次に、息を吐き出します。この時、肺の上から下まで、十分に息を入れることが重要です。ただし、力は入れないようにします。これを数分以上繰り返してください。

また、もし、肺活量は十分であるのに、肺の周りの筋肉の使い方が悪い場合は、肺の周りの筋肉が緊張していて十分に空気を吸うことができないことが考えられます。筋肉の緊張を解くために、喉や胸に力を入れずに、腹式呼吸で深くゆっくりと息を吸って、ゆっくりと息を吐きます。この時、腹部の前面だけでなく、腹部の周り全体が膨らむように意識します。この練習を何度も繰り返します。

腹式呼吸がうまくできない場合は、ここを参照してください。

もし、息が続かないだけでなく、喉に力を入れている場合は、かすれ声がひどくなります。喉の力を抜くためには、以下のようなトレーニングを行います。

まず、発声のための、リラックスするための準備運動をしましょう。

準備運動については、ここを参照してください。)

では、「あくび」をして、喉が大きく開く感じをつかみましょう。 これが、喉の力を抜いた状態です。その状態で「ア イ ウ エ オ」を、最初は小さな声で、その後、徐々に声を大きくして言ってみます。

次に、本や新聞などから適当な文章を選びます。それをできるだけ柔らかな声で、はっきりと、喉を緩めて、朗読してみましょう。言葉を適当な間で区切り、大きさのメリハリをつけて、聞きやすい言葉で発音することが重要です。

これらを繰り返します。

ただし、声を長時間出し続けると、声帯を痛めてしまいます。発声練習は20分程度続けた後、20分程度は声を出さないようにして、喉を休ませましょう。

もし、声を出さなさ過ぎて声帯萎縮になった場合は、大きな声を出す練習をします。両手などに力を瞬間的に入れて、「いち」などと短く強く発声します。その次には「に」、「さん」、「し」から「じゅう」まで続けます。これを朝夕2セットずつ行い、1ヶ月ほど続けます。

これらの練習では、必ず自分の声を録音して、それを聞いてみて、多少でも進歩があったかどうか確認してみましょう。もし、録音した自分の声が非常に変に聞こえるようであれば、「録音した変な声」を参照してください。

一般に、自分一人だけでトレーニングした場合、なかなか効果が出るわけではありません。少なくとも、トレーニングを1か月以上は続けましょう。また、トレーニングで効果が出ても、しばらく休むと元の状態に戻ってしまいます。成果があった後でも、全くやめてしまわないで、適度に訓練を続けることが必要です。

ただし、もし十分な効果が得られない場合は、ボイストレーニングの教室に通ったほうが良いでしょう。

詳細は、ボイストレーニングを参照してください。


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