声の悩み

大きい声・大きすぎる声

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悩み

声が大きいことは良いことですが、大きすぎるのは良くありません。あなたは、「声が大きすぎる」とか「うるさい」と言われたことはないでしょうか?

小さすぎる声よりも大きすぎる声のほうがまだましですが、学校や職場で、声が大きすぎると言われると、うるさがられて、様々なトラブルが起きやすくなります。

もし複数の人から「声が大きい」と注意されたり、話している最中にいやな顔をされたりするようであれば、本当に大きすぎるのかもしれません。いつも必要以上に大きすぎる音量で話していると、怒鳴っていると思われたりして、話し相手から敬遠されてしまいます。

いつでも「声が大きすぎる」のであれば、つまり、「小さな声を出せない」ということになります。

尤も、あなたの声は本当はそれほど大きいわけではなく、響きが強すぎたり、ガラガラしていたりして、単に言葉が聞き取りにくいだけかもしれません。その場合の対策としては、「滑舌」の説明を参照してください。

それでは、どうしたらよいのでしょうか?

原因

なぜ声が大きくなるかというと、

肺から声帯を通して十分な量の空気が送られていて、かつ、声帯がきちんと閉じて大きく振動していると、声が大きくなります。しかし、その程度が極端だと、大きすぎることになります。

あなただけでなく家族も声が大きい場合、あるいは、常に騒音の多い環境に生活している場合、子供のころから大きい音量で話すことが習慣になっていて、いつも地声が大きいのかもしれません。

あるいは、家族の声は普通なのに、あなただけ声が大きいのかもしれません。そのような場合は、あなたの聴力に問題があるのかもしれません。

一般に、聴力が低下していますと、自分自身の声が聞き取りにくくなります。そのため、何とか自分の声を聞き取ろうとして、とても大きな声で話すようになります。たとえば、年を取って難聴気味になりますと、大きい声で話すようになります。しかし、耳の良い話相手に対しては大きい声を出す必要はありません。必要がないのに、話声が大きくなると、相手に迷惑をかけてしまいます。

声が大きいだけでなく、同時に、声質がガラガラ声だったり、響く声だったりすると、相手には、さらにうるさく聞こえます。「響く声」というのは音楽的には心地よいものですが、話し声としては、あまり好ましくない場合があります。というのは、「必要以上に響く大きな声」は、ともすれば発音が不明瞭になり、言葉として聞き取りにくくなるからです。

とにかく、小さい声から大きい声まで、いつでも必要な音量の声で話せるようにしたいものです。

では、どうしたらよいのでしょうか?

改善方法

あなたと話している相手の声が大きい場合は、あなたも同様に大きな声で話したほうがよいでしょう。しかし、相手の声が小さい場合は、あなたは相手に合わせて小さめの声で話すべきでしょう。どちらにしても、相手の声の大きさに合わせることが重要です。

あなたの声を小さくするには、原因によって、対策が変わってきます。

もし、あなたの家族の声も大きく、大きい声を出すことが習慣化している場合は、その習慣を変えましょう。意識的に小さい声を出す練習を毎日繰り返せば、そのうちに小さい声を出せるようになる可能性が高いです。

しかし、もし、あなたの聴力に問題がある場合は、それが原因であなたの声が大きくなっているのかもしれません。その可能性がある場合は、速やかに耳鼻咽喉科にかかることをお勧めします。原因の病気がわかれば、対処できるかもしれません。

また、声質がガラガラしていたり、響いていたりする場合は、それを修正するのは困難です。しかしボイストレーニングで改善できる場合もあります。

このトレーニングでは、発声のための呼気の流れの制御や、声帯・舌・口などの動きの制御などの訓練を行います。

ボイストレーニングは、インターネットや書籍を参考にして独学することができますし、また、教室に通って講師から直接指導を受けることもできます。もし言語聴覚士の指導を受けられる機会があるなら、その機会を利用するのが最も良いでしょう。

近くにボイストレーニング教室がない場合は、代わりに、話し方教室や、朗読サークルなどに参加しても良いでしょう。

しかし、教室に通うほど深刻ではない場合は、自分でトレーニングをしてみるのも良いでしょう。




自分でできる簡単なボイストレーニング

体に難聴などの異常がなく、健康な場合、大きい声や大きすぎる声を改善するボイストレーニングは、次のように行います。

常に大声で話す人は、息を爆発的に出して、それに声を載せている可能性があります。

その場合は、息を出す筋肉の動きを調節して、息を細く長く出せるようにする必要があります。

まず、発声のための、リラックスするための準備運動をしましょう。

準備運動については、ここを参照してください。)

次に、舌の根元を動かして喉の奥の空間を狭め、できるだけ小さな声を出してみます。

次に、本や新聞などから適当な文章を選び、それをできるだけ小さな声で朗読してみましょう。言葉を適当な間で区切り、大きさのメリハリをつけて、聞きやすい言葉で発音します。

これらを繰り返します。

ただし、声を長時間出し続けると、声帯を痛めてしまいます。発声練習は20分程度続けたら、その後、20分程度は声を出さないように静かにします。こうして、喉を休ませたほうがよいでしょう。

これらの練習をする場合、必ず自分の声を録音してそれを聞いてみて、少しでも進歩があったかどうか確認してみましょう。もし、録音した自分の声が変に聞こえるようであれば、ここを参照してください。

一般に、自分だけでトレーニングした場合、すぐに効果が出るわけではありません。少なくとも、1か月以上は続けましょう。また、効果が出ても、しばらく休むと元の状態に戻ってしまいます。全くやめてしまわないで、適度に訓練を続けましょう。

声の個性と悩み メールマガジンただし、十分な効果が得られない場合は、ボイストレーニングの教室に通ったほうが良いでしょう。

詳細は、ボイストレーニングの項目を参照してください。


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