声の悩み

通らない声

アートジャムの無料メールマガジンをどうぞ↓ 詳しい情報をお知らせします!

無料メルマガ★声の個性と悩み

悩み

あなたは、大勢人が集まっている職場や教室で、マイクなしに、皆に話しかける機会が今まであったでしょうか?

そのような時、あなたは声を精一杯出しているのに、遠い場所に立っている人から「聞こえません!」とか「わかりません!」と言われたことはないでしょうか? このような指摘を受けて、ストレスを感じて、よけいに声が通らなくなってしまったことはないでしょうか?

広い空間で話す時と、狭い空間で話す時とでは、必要な声の条件が違ってきます。

地声が元々小さかったり、低かったり、カサカサしたりすると、騒がしい場所では、このように、遠くの人まで話し声が通らなくなることがあります。もし職場や学校で声が通らないために十分な意思伝達ができなくなったら、大変なことになります。

もし複数の人から「聞こえません」と注意されたり、無視されるようなことがあったりするならば、あなたの声は本当に通らないのかもしれません。

では、そうなるのはなぜでしょうか?

原因

声が通らないというのは、文字通り「声が聞こえない」場合と、「声は聞こえるが言葉として認識できない」場合があります。

どちらの場合も、その原因としては、次のようなものが考えられます。

  1. 声が小さい

    声が小さければ、通りも当然悪くなります。近くの人には聞こえても、遠くの人には聞こえません。無理に大きな声を出そうとすると、変な声になり、ますます言葉を聞き取りにくくなります。小さい声の原因としては、肺活量が小さいという可能性もあります。

  2. 声が低い

    一般に、低い声は言葉が不明瞭になり、たとえ声が大きくても、聞き取りにくくなります。それと反対に、高い声を出せば、広い空間でも声が通りやすくなります。

  3. 発音が不明瞭

    声が十分に大きく、十分に高い場合でも、発声がもぐもぐしていたり、ガラガラしたりすると、言葉を聞き取りにくくなります。

そうだとすれば、一体どうしたらよいのでしょうか?

対策

原因によって、対策が変わってきます。

上記 1. の「声が小さい」場合は、声を大きくする方法を考えましょう。もし、声帯などの発声器官に問題がありそうな場合は、耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。できたら、音声外来のある耳鼻咽喉科がよいでしょう。

しかし、発声器官が正常であるならば、毎日小声で発声している習慣や対人関係の心理的なストレスが原因で、声が小さくなってしまったのかもしれません。 あるいは、単に、肺活量が小さいことが原因かもしれません。

一般的に、声は、高めの共鳴周波数(2500〜3000Hz)で安定して話すと、遠くまで通りやすくなります。そのためには、腹式呼吸で発声するのがよいでしょう。

通る声にするためには、一人で大声を出す練習をしてもよいですが、それだと声をつぶしてしまうかもしれません。声帯は筋肉なので、使いすぎると疲労し、炎症を起こし、異常な状態になります。安全に声を大きくする方法としては、ボイストレーニングがあります。

2. の「声が低い」場合も、一人で高い声を出す練習をしてもよいですが、やはりボイストレーニングが有効です。

3. の「発音が不明瞭である」の場合、滑舌を良くするトレーニングが有効です。

ボイストレーニングでは、発声のためのインナーマッスルの強化、呼気の流れの制御、声帯・舌・口などの動きの制御などの訓練を行います。

ボイストレーニングは、インターネットや書籍を参考にして独学することができますが、近所に教室がある場合は、教室に通って講師から直接指導を受けたほうがよいでしょう。もし言語聴覚士の指導を受けられる機会があるなら、その機会を利用しましょう。

もし、近くにボイストレーニング教室がない場合は、代わりに、話し方教室や、朗読サークルなどに参加しても、ある程度の効果が得られるでしょう。

しかし、教室に通うほど深刻ではない場合、自分でトレーニングをしてみるのも良いでしょう。




自分でできる簡単なボイストレーニング

もし、あなたの肺活量が、男性で2500 ml以下、女性で1700 ml以下の場合は、肺活量を大きくする必要があります。

これには、たとえば、有酸素運動と呼吸法を組みあわせる方法が効果的です。ゆっくりと歩きながら、あるいは、足踏みをしながら、腹式呼吸で息を吸い込み、次に、息を吐き出します。この時、肺の上から下まで、十分に息を入れるようにします。ただし、力は入れないでください。これを数分以上繰り返します。

しかし、この有酸素運動だけでは不十分だと思われる場合は、この運動に加えて、毎日、大きめのゴム風船を何度も膨らますとか、あるいは、2リットル程度のペットボトルを口に当てて強く吸ったり吹いたりするとかといった運動を何度も行うのも効果的です。肺を限界まで拡張・収縮させる運動を1か月ほど続けると、肺活量が確実に大きくなります。

あなたの肺活量は十分であり、かつ、あなたの体に難聴などの異常がない場合は、通らない声を改善するために、次のようなボイストレーニングを行います。

まず、発声のための、リラックスするための準備運動をしましょう。

準備運動については、ここを参照してください。)

次に、「あくび」をして、喉が大きく開く感じをつかみ、その状態で「あ い う え お」と最初は小さな声で、その後、徐々に声を大きくして言ってみます。

  1. 声が小さい人の場合は、遠い場所にいる人に聞こえるように、声を届かせたい場所を意識して、その場所に向けて声を出す練習をします。遠くの場所を意識するだけで、声の大きさ(力強さ)が変わってきます。近い距離から初めて、できるようになったと思えたら、だんだんとより遠くの目標に向けて声を出す練習をします。誰かに協力してもらって、声が届いたかどうかチェックしてもらうとよいでしょう。

  2. 声が低い人の場合は、舌の中央部を上げて音を出すと、声が高くなります。 また、喉の奥(気道)を開いた状態で音を出しても、声が高くなります。 (詳細は、「低い声」を参照)

  3. 発音が不明瞭の場合は、滑舌を良くする練習をします。たとえば、舌の動きが悪い場合は、「らあ たあ なあ かあ さあ」などと、舌を大きく動かして発音します。無声音をはっきり言えない場合は、「ぱか たか ぱか たか」などと、唇の動きを意識して発音します。 (詳細は、「滑舌」の説明を参照)

次に、本や新聞などから適当な文章を選び、それを、以上の事柄に気を付けて、はっきりと朗読してみましょう。言葉を適当な間で区切り、大きさをメリハリつけて、聞きやすい言葉で発音しましょう。

ただし、声を長時間出し続けると、声帯を痛めてしまいます。発声練習は20分程度続けたら、その後、20分程度は声を出さないようにして、喉を休ませます。

これらの練習をする場合、必ず自分の声を録音してそれを聞いてみて、少しでも進歩があったかどうか確認してみましょう。もし、録音した自分の声が変に聞こえるようであれば、「録音した変な声」を参照してください。

普通、自分だけでトレーニングした場合、すぐに効果が出るわけではありません。少なくとも、1か月以上は続けます。また、トレーニングで効果が出ても、しばらく休むと元の状態に戻ってしまいます。全くやめてしまわないで、適度に訓練を続けることが必要です。

ただし、いつまでたっても十分な効果が得られない場合は、ボイストレーニングの教室に通ったほうが良いでしょう。

詳細は、「ボイストレーニング」を参照してください。


コメント

もしスマートフォンから書き込みができない場合は、すみませんがパソコンから書き込んでください。スマートフォンの表示が更新されない場合は、パソコンからご覧ください。
コメントの内容は、アートジャム内のメディアや書籍内で掲載させていただく場合があります。

アートジャムの書籍はこちら↓

アートジャムの無料メールマガジンをどうぞ↓ 詳しい情報をお知らせします!

無料メルマガ★声の個性と悩み