英文入力ガイド

英文サイトにデータを入力するためのガイド

英文サイトでユーザー登録や買い物などをしたいとき、個人情報を入力する必要があります。日本人の利用が多いサイトでは日本語入力ページが用意されていることが多いですが、中には英文入力ページしかない場合もあります。そのような英文ページでの入力方法を解説します。






一般的な入力の例

以下では、の米国のアマゾン(amazon.com)が販売している商品は、日本のアマゾン(amazon.co.jp)とはかなり違います。以下は、amazon.comの英文入力ページを例として、入力の注意事項を説明します。

amazon.comのホームページは次のようになっていますので(2011年2月6日現在)、「Start here.」(ここから)をクリックします。

amazonユーザー登録ページへの画面

次の画面で、「My e-mail address is:」(私のメールアドレス)欄に、あなたのメールアドレスを入力します。

次に、あなた「Do you have an Amazon.com password?」(amazon.comのパスワードをお持ちですか?)という問いに対して、「No, I am a new customer.」(いいえ、新規ユーザーです)を選択します。

そのあとで、「Sign in using our secure server」(セキュリティシステムを使ってサインインする)ボタンをクリックします。

メールアドレス入力画面

次の画面で、「My name is:」(私の名前は)欄に、あなたの名前をローマ字で入力します。

Type it again:」(もう一度入力)欄には、メールアドレスを再入力します。

Enter a new password」(新しいパスワードを入力)欄に、自分で考えたパスワードを入力します。その下の「Type it again:」(もう一度入力)欄に、そのパスワードを再入力します。

そのあとで、「Create account.」(ユーザー登録する)ボタンをクリックします。

名前の入力画面

登録が成功すると、次の画面であなたの名前が何か所か表示されます。

登録成功画面

 

名前の入力

日本語の名前はローマ字で表記して入力します。

ローマ字の表記法にはいろいろありますが、お好きな表記方法を使って結構です。

例: 松下 太郎

Taro Matsushita
Tarou Matusita

姓名の順序

日本ではクレジットカードのローマ字表記が、「名+姓」の順なので、それに合わせて表記するのが良いでしょう。「名」(first name)の入力欄と「姓」(last name / family name)の入力欄が別々に用意されている場合は、「名+姓」の順に自動的に並びます。

例: 松下 太郎

Taro Matsushita

「名+姓」の入力フォームの例

姓名2行入力の例

ただし、入力欄が1つしかなく、また、クレジットカードと無縁なサイトでは、「姓+名」でも「愛称」(ハンドルネーム)を入力しても構いません。

例: 松下 太郎

Matsushita Taro
Taro
Tarochan など

ちなみに、中国語や韓国語の姓名のローマ字表記は、「姓+名」の順序で表記します。

例: 鄧 小平 (とう しょうへい、ダン・シャオピン)

Deng Xiaoping

例: ペ・ヨンジュン

Bae Yongjun
Bae Yong Joon

日本では、姓名のローマ字表記は、幕末から明治初期までは「姓+名」表記と「名+姓」表記が両方行われていましたが、欧化主義の鹿鳴館時代以降、「名+姓」表記にほぼ統一されました。ただし、これでは日本人の名前として不自然なので、現在の中学校の英語教科書では「名+姓」表記に変わってきています。一般社会でも、将来は「名+姓」表記が一般化すると思われます。

名刺での表記例: 松下 太郎

MATSUSHITA Taro
(姓をすべて大文字で表記して、名と区別している)






住所の入力

日本語の住所はローマ字で表記して入力します。

ローマ字の表記法にはいろいろあり、お好きな表記方法を使って結構ですが、もし国や都道府県が公式に使っている表記がある場合は、それをなるべく使うようにしましょう。

英単語の語順は、日本語の語順の逆になります。
番地+町名+市名+都道府県名+郵便番号+国名

例1: 「東京都武蔵野市緑町1-2-3」

「1-2-3 Midori-cho, Musashino-shi, Tokyo」
「1-2-3 Midori-cho, Musashino-shi, Tokyo-to」
「1-2-3 Midori-cho, Musashino City, Tokyo」
「1-2-3 Midori-cho, Musashino City, Tokyo, Japan」 など

例2: 「神奈川県横浜市中区石川町1-2-3 横浜ビル502」

「 1-2-3-502 Ishikawa-cho, Naka-ku, Yokohama-shi, Kanagawa」
「1-2-3-502 Ishikawa-cho, Naka-ku, Yokohama-shi, Kanagawa-ken」
「Yokohama Bldg. 502, 1-2-3 Ishikawa-cho, Naka Ward, Yokohama City, Kanagawa Prefecture」 など

ビル名は省略して、部屋番号(502)を番地(1-2-3)に統合して、「1-2-3-502」のようにまとめて表記することができます。

例3: 「〒160-0023 東京都新宿区西新宿 1-2-3」

「1-2-3 Nishi-Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo 160-0023」
「1-2-3 Nishi Shinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo-to 160-0023 Japan」 など

例4: 「京都府京都市上京区今出川通り烏丸東入」

「Karasuma Higashi-iru, Imadegawa-dori, Kamigyo-ku, Kyoto」
「Karasuma Higashi-iru, Imadegawa-dori, Kamigyo-ku, Kyoto-shi」
「Karasuma Higashi-iru, Imadegawa-dori, Kamigyo-ku, Kyoto City」など

「京都府京都市」など「同名の県名+市名」の場合は、県名を省略できます。

県、市などの表記

県や市などに対応する英語表記は複数あります。どれを使っても大丈夫ですが、入力欄の近くに入力例が示されている場合は、その表記に合わせましょう。。

例1: 東京都

Tokyo
Tokyo-to

例2: 大阪府

Osaka
Osaka-fu
Osaka Prefecture

例3: 京都府

Kyoto
Kyoto-fu
Kyoto Prefecture

例4: 北海道

Hokkaido
Hokkaido Prefecture

例5: 神奈川県

Kanagawa
Kanagawa-ken
Kanagawa Prefecture

例6: 新宿区

Shinjuku-ku

例7: 武蔵野市

Musashino-shi
Musashino City

例8: 京都市

Kyoto-shi
Kyoto City
Kyoto

例9: 緑町1-2-3

1-2-3 Midori-cho

例10: 横浜ビル502

Yokohama Bldg. 502

 2行に分けて入力する場合

町村や地番などを入力する欄が2行に分かれている場合は、1行目に町名と地番を入力し、2行目に建物名などを入力します。

1行目(Address line 1)の例: 緑町1-2-3

1-2-3 Midori-cho

2行目(Address line 2)の例: 平成ビル6F

Heisei Bldg. 6F

2行住所入力フォームの例

アドレス入力フォーム例

 

生年月日の入力

生年月日(誕生日)の数字を入力する場合には、「月+日+年」の順に入力する方法と、その逆に、「日+月+年」の順に入力する方法などがあります。入力例がある場合は、それにしたがった順序て入力してください。

「月」+「日」+「年」の例: 2009年1月1日

January 01, 2009
1-1-2009
1 1 2009 など

「日」+「月」+「年」の例: 2009年1月1日

01, January, 2009
1-1-2009
1 1 2009 など

年、月、日はわかりやすいフォームで日付を選択して入力することが多いので、月と日を間違えることはめったにありません。

入力フォームの例1:

入力フォームの例1

入力フォームの例2:

入力フォームの例2






電話・FAX番号の入力

入力欄に電話番号(あるいはFAX番号)を入力する際に、国を表すコードを入力する必要がある場合があります。

たとえば、日本国内の電話番号を入力する場合、日本の電話番号に外国から電話できるように、日本の国コード(+81)を電話番号の頭につけます。また、国によっては国際電話識別コード(010や00など)を国コードの前につける場合もあります。FAX番号の場合も同じように入力します。もしつながらない場合は、現地の電話会社などにかけ方をお尋ねください。電話のそばに例文が表示されている場合は、それにしたがって同じ形式で入力してください。

電話番号の例: (03) 1111-2222

+81 3 1111 2222
010 81 3 1111 2222 など

しかし、もし日本国内から「81」のついた番号に電話すると、どうなるでしょうか?

その場合は、「お客様のおかけになった電話番号は、現在使われていません」という意味のメッセージが流れて、相手先には接続されません。

電話・FAX番号の種類

電話・FAX番号には次のような種類があります。

home telephone number (自宅電話番号)
mobile telephone number (携帯電話番号)
work telephone number (勤務先電話番号)
fax number (FAX番号)

種類の違いに気を付けて入力しましょう。

 

職業の入力

職種(business)の入力は、一覧から項目選択する場合が多く、項目の中からいちばん近いものを選びます。

例:

Apparel (アパレル、衣料)
Banking (銀行)
Chemicals (化学薬品)
Communications (通信)
Construction (建設)
Consulting (コンサルタント)
Education (教育)
Electronics (エレクトロニクス、電子)
Electrical (電気)
Energy (エネルギー)
Engineering (工学)
Entertainment (エンターテインメント、芸能)
Environmental (環境)
Food & Beverage (食品・飲料)
Government (政府)
Healthcare (ヘルスケア、医療)
Hospitality (ホスピタリティ、接客)
Insurance (保険)
Legal (法律)
Machinery (機械)
Manufacturing (製造)
Not For Profit ( 非営利)
Oil and Gas (石油・ガス)
Recreation (レクリエーション、娯楽)
Retail (小売り)
Self-Employed (自営業)
Shipping (運送)
Student (学生)
Technology (テクノロジー、科学技術)
Telecommunications (電気通信)
Travel (旅行)
Utilities (公共、公益)
Other (その他)

職業の入力フォームの例

職業の入力フォームの例

 

所属の入力

所属・部署(organization、division、job)の入力は、一覧から項目選択する場合が多く、項目の中からいちばん近いものを選びます。

例:

President (社長、理事長、校長、組織の長)
Director (ディレクター、重役、監督)
Manager / Supervisor (マネージャー、管理者、監督、部長、課長)
Staff (スタッフ、職員)
Consultant (コンサルタント)
Designer (デザイナー、設計者)
Sales (セールスマン、販売員)
Student (学生)
Retired (退職者)
Other (その他)

所属の入力フォームの例

所属の入力フォームの例

趣味の入力

趣味(hobby、interests)の入力は、一覧から項目選択する場合が多く、項目の中からいちばん近いものを選びます。

例:

Automotive (自動車)
Books / Literature (本、読書)
Computers / Internet (コンピューター、インターネット)
Cooking (料理)
Equine (Horses) (馬、乗馬、競馬)
Golf (ゴルフ)
Home Decor / Interior Design (室内装飾、インテリアデザイン )
Home Electronics (家電)
Home Improvement (日曜大工、リフォーム)
Medical, Health, and Fitness (医療、健康、フィットネス )
Motor Sports (モータースポーツ)
Music (音楽)
Outdoor Activities (アウトドア、野外活動)
Pets (ペット、愛玩動物 )
Shopping / Coupons (買物、商品券)
Sports (スポーツ)
Stock Market / Finance (株式投資、金融)
Travel (旅行)
Video Gaming (テレビゲーム)
Other (その他)

趣味の入力フォームの例

趣味入力のフォーム例






投稿日:2018年2月16日 更新日:

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