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悩み
あなたは、最近喉が荒れて、声が硬くなっていませんか?
声の柔らかさが失われて、とげとげしい、疲れやすい声になっていませんか?
硬い声とは、聞き苦しい、不愉快な音の声です。
自分の声が硬い声であるかどうかは、自分の声を録音して、それを聞き返してみればわかります。
では、このような不快な声になるのはなぜでしょうか?
原因
喉を硬く締め付けて、強い息で声を無理やり出そうとすると、硬い声になります。
硬い声が、さらにひどくなると、だみ声になったりします。
硬い声は、声を出すときに喉を締め付けすぎるのが原因で起こります。
その声で、もし、活舌が悪いと、さらに聞きにくい不快な声になります。
このような声をカラオケなどで長時間出し続けると、声帯が炎症を起こして、喉が痛くなってきます。
また、タバコを吸っている人は、タバコの煙に含まれるタールが原因で声帯に炎症が起こりやすいため、このような声になりやすいと言われています。
それでは、どうしたらよいのでしょうか?
改善方法
喫煙者は禁煙しましょう。
喉を締め付けて発声する癖がついている場合は、喉の力を抜いた状態で声を出す練習をしましょう。
顎を斜め後ろに引いて、あくびをすると、喉の力が抜け、喉(声帯)が緩みやすくなります。その状態で息を適度に抜きながら声を出すと、柔らかな発声になります。しかし息を抜きすぎると、不明瞭な発声になります。
もし、滑舌が悪い場合は、唇や舌をよく動かす練習をする必要もあります。
そのような発声訓練をボイストレーニングといいます。
ボイストレーニングを行えば、硬い声を防げるだけでなく、性格が穏やかになったりするといった副産物も期待できます。
この発声訓練は、インターネットや書籍を参考にして独学することもできますが、もし近所に適当な教室がある場合は、その教室に通って、専門家から直接指導を受けた方がよいでしょう。ただし、その際に、歌い方を訓練する教室ではなく、話し方を訓練する教室を選ぶ必要があります。
近くにボイストレーニング教室がない場合は、話し方教室や、朗読サークルなどに代わりに参加しても、ある程度の効果が得られるでしょう。
しかし、教室に通うほど深刻ではない場合、自分でトレーニングをしてみるのも良いかもしれません。
自分でできる簡単なボイストレーニング
硬い声を改善するボイストレーニングは、次のように行います。
まず、喉の力を抜いて発声する練習をします。
まず、発声のための、リラックスするための準備運動をしましょう。
(準備運動については、ここを参照してください。)
次に、「あくび」をして、喉が大きく開く感じをつかんでください。これが、喉の力を抜いた状態ですので、覚えておきましょう。その状態で「ア イ ウ エ オ」と、最初は小さな声で、その後、徐々に声を大きくして発音してみます。
次に、本や新聞などから適当な文章を選んでください。その文章をできるだけ柔らかな声で、喉の力を抜き、はっきりと朗読してみます。その際、言葉を適当な間で区切り、大きさのメリハリをつけて、聞きやすい言葉で発音しましょう。
これらを繰り返します。
ただし、声を長時間出し続けると、声帯を痛めることになります。発声練習は20分程度続けたら、その後、20分程度は声を出さないようにして、声帯を休ませたほうがよいでしょう。
これらの練習をする場合、必ず自分の声を録音してそれを聞いてみて、発音が矯正されたかどうかを確認してみましょう。もし、録音した自分の声が変に聞こえるようであれば、録音した変な声についての解説を参照してください。
一般に、自分だけでトレーニングした場合、すぐに効果が出るわけではありません。少なくとも、1か月以上は練習を続けましょう。また、トレーニングで効果が出ても、長い間休むと元の状態に戻ってしまいます。全くやめてしまわないで、細々とでも練習を続けることが必要です。
ただし、十分な効果が得られないと思われた場合は、ボイストレーニングの教室に通ったほうが良いでしょう。
詳細は、ボイストレーニングの説明を参照してください。
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