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アラビア数字と漢数字はどう使い分けたらよいですか?
アラビア数字(洋数字。算用数字。1、2、3など)と漢数字(一、二、三など)の使い分け方は出版社や新聞社などによってさまざまです。しかし、おおよその決まりはあります。
横書き表示の場合
通常はアラビア数字を使います。
ただし、慣用句は漢数字を使います。
慣用句かどうか簡単に判断できない時は、アラビア数字を使います。数字を変えても自然に使用できる言葉は慣用句ではないと考えることができます。
「三角形」は「3角形」と書いても結構です。
横書きの場合、アラビア数字(1、2、3など)は、原則として、全角文字(1,2,3など)ではなく、半角文字(1、2、3など)で入力してください。
縦書き表示の場合
従来はほとんどの場合漢数字を使ってきましたが、最近ではアラビア数字を使う場合が増えてきました。
この例にある書き方のうちどれを使っても結構ですが、異なる種類の表記が混在すると乱雑な印象を与えるので、どちらかの表記に統一しましょう。
最終的に縦書きの書籍にしたい場合、パソコンから原稿を作成する段階から縦書きで入力するとレイアウトのイメージをつかみやすくなります。Microsoft Wordで縦書きの入力をする方法は、Q&A 25 の「縦書き入力の方法」 をご覧ください。
ただし、パソコンから原稿を作成する場合、横書きの方が入力しやすいので、最終的に縦書き・横書きどちらを選ぶ場合でも、原稿作成の段階では横書きで入力して保存されても結構です。
縦書きでアラビア数字を入力する場合は、原則として、アラビア数字は全角文字で入力します。
ところで、電子書籍でもオンデマンド書籍でも、縦書き中にアラビア数字の半角文字を横方向に挿入することができます。この特殊なレイアウトを「縦中横」と言います。上記の例に示すように、「104歳」の例に見られるように、縦書き中にアラビア数字を3桁以上横方向に挿入することもできますが、あまり桁数が多くなると読みにくくなります。縦中横の入力方法については、下記をご覧ください。
これらの入力の区別がわからない場合はそのまま入力してください。後からアートジャム側で修正いたします。
縦中横
入力画面を縦書き表示にした状態で縦中横を指定します。
まず、縦中横に指定したい数字を範囲選択します(1)。電子書籍では、この数字は半角文字でないとうまく縦中横にレイアウトできません。次に、[ホーム]タブ(2)をクリックして、[段落]の[拡張書式]アイコン(3)をクリックします。
プルダウンメニューから[縦中横]をクリックします(1)。
[縦中横]ダイアログボックスが表示されるので、[OK]ボタンをクリックします。
指定した数字が縦中横表示されました(1)。
また、一度指定した縦中横を取り消すこともできます。その方法は次の通りです。
まず、縦中横指定を取り消したい数字を範囲選択します(1)。次に、[ホーム]タブ(2)をクリックして、[段落]の[拡張書式]アイコン(3)をクリックします。
プルダウンメニューから[縦中横]をクリックします(1)。
すると[縦中横]ダイアログボックスが表示されるので、[解除]ボタン(1)をクリックします。
これで、縦中横指定が解除されます(1)。
英字の半角・全角はどう使い分けたらよいですか?
英字の半角文字と全角文字は次のように表示されます。
これらは次のように使い分けましょう。
横書き表示の場合
基本的に、すべて半角文字を使います。
縦書き表示の場合
一つの文字を入力する場合は、全角文字を使います。一方、単語や記号や文章を入力する場合は、半角文字を使います。
英字の半角文字と全角文字の設定方法
英字の半角文字と全角文字の切り替えがうまくゆかない場合は、次のようにします。
[入力モード]アイコン(通常、「あ」や「A」が表示されているアイコンです)をクリックします。
メニューから、[全角英数]をクリックすると全角入力モードになります。[半角英数]をクリックすると、半角入力モードになります。