声の個性あれこれ

吉永小百合―声の魅力

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※以下の説明で、俳優の声の分析方法についてはここを、撮影時の年齢の表記についてはここをご覧ください。


プロフィール

吉永小百合さんは、1945年3月13日東京都渋谷区で生まれた女優です。歌手としても活躍しました。

彼女の映画デビューは、松竹映画『朝を呼ぶ口笛』(1959年、刈谷美和子 役)です。1960年に日活撮影所に入社、1961年に私立精華学園女子高等学校(現在の 東海大学付属望洋高等学校)に入学しました。『キューポラのある街』などの吉永さんの代表作の多くは、この頃に集中しています。しかし、高校は映画出演で多忙なため中退しました。

その後、1965年に大学入学資格検定に合格し、1969年に早稲田大学第二文学部西洋史学専修を次席で卒業しました。大変な才媛です。その後は作品を絞って出演しています。映画、テレビ、ラジオ出演だけでなく、歌やピアノ演奏のレコードも出しています。しかし舞台演劇には出演していません。芸能生活以外では、反戦や反原発の発言でも知られています。

[参考: 吉永小百合|Wikipedia

声の特徴

あなたは、吉永小百合さんからどんな印象を受けますか?

知性と庶民性と意志の強さではないでしょうか?

それが彼女の声の特長にもそのまま現れています。

主な特徴 若々しい、健康的な声。
ざわざわした雑音が少し混じる。
強い声の時は息の音が多い。
声が高いか (基本周波数) 3 (平均的)
声が大きいか 2 (やや小さい)
音域が広いか 4 (やや広い)
活舌が良いか 3 (やや不明瞭)

吉永さんの声は、声の高さ(平均周波数)の平均値は普通であり、また、音域は普通よりはわずかに広いのですが、かなり低い声を出せることが特徴の一つです。

吉永小百合さんの音域

『キューポラのある街』は彼女が16〜17歳の時の出演作品です。この作品での彼女の声の高さの最高値は、女性としてはかなり低め(499 Hz)なので、大きな声を出してもうるさくならないという特徴があります。一方、彼女の最低値を見ると、驚くべきことに男性並みに低い声(99.9 Hz)になっています。この10代と20代に出演した3作品で、彼女の声の平均値の平均は275 Hzです。

ただし、『細雪』以降は、おそらく加齢のためなのか、彼女の声は高音が下がり、低音が上がって、その結果、音域が狭くなっています。

ところで、彼女の声には雑音がやや目立ちますが、これは息苦しさを感じさせるような声ではないので、欠点ではなく、むしろ庶民性を感じさせる吉永さんの声の個性となっています。

吉永さんは、1961年上映の映画ではなんと年間16本(そのうち主演は3本)、『キューポラのある街』公開の1962年は年間10本(そのうち主演は3本)、ラジオ2本、『伊豆の踊子』公開の1963年は年間11本(そのうち主演は7本)に出演しています。そのような過密なスケジュールのため、声が荒れたのではないかと思われます。1969年以降は、出演作品が年間3本以下に減っていまが、彼女の声の状態は、1971年公開の『戦争と人間 第二部・愛と悲しみの山河』でもあまり変わっていません。この少し前に、過労で声が出なくなったそうです。1971年はこの映画1本しか出演していませんが、テレビに3本出ています。声は荒れたままです。

しかし、これが、1983年公開の『細雪』では、彼女の声の雑音がかなり減っています。この年は、映画1本は、テレビは2本に、『母べえ』公開の2008年では映画2本、テレビ1本と激減しています。そのため本来の声に回復したのでしょうか。

また、多くの俳優とは異なり、彼女は舞台演劇には出演しなかったのですが、そのため喉を十分に休ませることができ、その結果、声の質を保つ上でプラスになったのではないかと思われます。

今回鑑賞した映画はそれぞれ見所があり、優劣をつけがたいのですが、吉永さんの声を楽しむのが第一の目的であれば、若々しい『キューポラのある街』を見るのが一番良いと思います。




『キューポラのある街』 石黒ジュンの場合

『キューポラのある街』
日活株式会社。1962年(昭和37年)4月8日公開。モノクロ99分。
原作
早船ちよ
監督
浦山桐郎
脚本
今村昌平、浦山桐郎
出演
石黒ジュン: 吉永小百合
石黒辰五郎(ジュンの父): 東野英治郎
鋳物工場の松永親方: 殿山泰司
美代(ジュンの弟の友人の母): 菅井きん
野田先生: 加藤武
女工員: 吉行和子

キューポラ(キュポラ、溶銑炉、cupola furnace)とは、鉄製品の材料(鉄の地金)を、コークス(石炭を蒸し焼きにして作られる燃料)で熱して、地金を溶解させて、それを型に入れて冷やして固まらせて金属製品(鋳物)を作るための装置のことです。

当時は埼玉県川口市にキューポラ設備を備えた工場が多かったため、この映画が作られました。

吉永小百合さんは、私立精華学園女子高等学校在学中(16〜17歳)に、この映画に主演しました。

ジュン(吉永小百合)は中学3年生の明るい少女です。吉永さんはかなり大人っぽいので、当時の中学3年生にはとても見えません。また、ジュンの家庭はかなり貧乏なのに、吉永さんは健康優良児的でやや小太り気味なので、多少の違和感はあります。

映画が始まって早々、ジュンの父・辰五郎が勤める鋳物工場は大工場に買収されて、何人かの行員が首になります。その中に辰五郎が含まれていました。ここからジュン一家の生活が狂い初めます。

ジュンは生計を助けるためパチンコ屋で働き始めます。

辰五郎は失業し職を探しますが、なかなか見つからず、さらにギャンブルで金をすって、酔っ払って家で暴れるようになります。新しく探した仕事も長続きしません。やがてジュンの家族も荒れてゆきます。

ジュンの友達やジュンの弟の友達の少年は、当時の北朝鮮政府と朝鮮総連の宣伝に乗って、在日朝鮮人の北朝鮮への帰国事業に参加し、希望に満ちて北朝鮮へ移住します。北朝鮮の移住者がその後悲惨な目に会うことは、この映画が作られた当時は考えられなかったのでしょう。今となっては、この点に観客は大きな違和感を覚えるでしょう。

ジュンは、暗い、無法な世相の中で、少し無鉄砲すぎる(怖いもの知らず)なところがあります。

少年たちの悪ガキぶりが生き生きと描かれていますが、時折、少し分別がありすぎるように思えます。

この映画で、吉永小百合さんは、貧しいながらも明るく健気に生きる少女を熱演し、ブルーリボン主演女優賞を受賞し、それ以降、が日本中に吉永小百合ファン(サユリスト)が次々と誕生しました。彼女は当時のアイドルでしたが、最近のアイドルと比べて、心身ともに健全で、筋肉質でやや太めの、たくましい体つきであり、頭脳明晰でスポーツ万能、当時の理想化された美少女・自然児そのままです。

ジュンは単におとなしい大和なでしこではありません。優しい声を出したかと思うと、強い声も思いっきり出します。しかし、どちらにしても、他のアイドルのような透明で澄んだかわいい声ではありません。ほとんどの画面で、力の入った強い声で話しています。やや息が混じって雑音が入り、声がガサガサするのが欠点なのですが、それだけ生活感が強く、親しみやすい声ではあります。

吉永さんのこの映画以前の映画は見ていませんので、彼女が元々はどういう声であったかはわかりません。しかし、おそらく、このガサガサ声は生まれつきのものではないでしょう。多くの映画に出演して、その際に無理に大きな声を出すなどのトレーニングを重ねた結果、そのような声になってしまったのではないでしょうか。

この映画の撮影時期は、ちょうど日本の高度成長期に重なっています。ジュンのひたむきなたくましさは、そのような時代背景にぴったりするものですし、吉永さんの力強い声は、時代の雰囲気にぴったり合致するものです。若き日の吉永小百合さんの魅力を見るには、これが最善の映画、代表作となるでしょう。

酔っ払ってがなり立てる父親に強く意見したり、弟を守るためにチンピラやくざの事務所に乗り込んで啖呵を切ったりする場面など、多少乱暴な声ですが、彼女の声には胸のすくものがあります。吉永さんのもう一つの魅力はこういう活発でたくましいところにあるのでしょう。

ジュンが短い距離を全力疾走する画面がいくつかありますが、彼女の走りのスピードとパワーはすさまじいものです。若さと健康美とはこういうことですね。感嘆せざるを得ません。

私は若い頃、吉永さんの映画はもちろん、日活の映画はほとんど見たことがありませんでした。(その代わり、東映の時代劇やアメリカの西部劇を主に見ていました。) そのため、「サユリスト」という流行には興味がありませんでした。マスコミなどを通して私が受けた吉永さんの印象は、「男子学生に好かれる、品行方正で正義感の強い、上品な女学生」であり、かつ「反戦・反核運動」をしているインテリの芸能人でした。しかし、もし当時、この映画を見ていれば、野性的な彼女の強い演技に感激して、あるいはファンになっていたかもしれません。

他の俳優では、熱血先生・野田(加藤武さん)の活気ある発声が印象的でした。

10代のすがすがしい吉永さんに出会いたいなら、この↓ビデオ↓が一番です。

   

『伊豆の踊子』 薫の場合

『伊豆の踊子』
日活株式会社。1963年(昭和38年)6月2日公開。カラー87分。
原作
川端康成
監督
西河克己
脚本
井手俊郎、西河克己
出演
踊子・薫: 吉永小百合
川崎: 高橋英樹(回想・青年期)、宇野重吉(現代・大学教授)
栄吉(踊子の兄): 大坂志郎
千代子(栄吉の妻): 堀恭子
お芳(千代子の母): 浪花千栄子
お咲(女郎): 南田洋子
現代の大学生: 浜田光夫
現代の大学生の恋人(ダンサー): 吉永小百合

伊豆の踊子は、川端康成の作品の中でも最も人気が高い傑作です。今までに6回映画化されましたが、この日活映画は4作目です。

老いた大学教授の川崎(宇野重吉)が教え子の大学生に仲人を頼まれ、その時に自分の若かった頃を回顧するのですが、その回顧の内容が、伊豆の踊子の話になっています。伊豆を一人旅する第一高等学校(現代の東京大学教養学部に相当)の学生だった川崎(高橋英樹)が旅芸人の一行に出会い、共に旅をするうちに踊子と淡い恋愛をするものの、やがて・・・というおなじみのストーリーです。

川崎のモデルになったのは旧制第一高等学校1年生だった川端康成。当時19歳でした。

踊子のモデルになったのは加藤たみ。川崎には彼女が17歳くらいに見えましたが、実際は14歳でした。原作の小説の内容は、ほぼ実際にあったことと同じだとされています。しかし、映画ではいくつかのエピソードが追加されているため、原作とまったく同じというわけではありません。

伊豆の踊子は今まで何回か映画化されてきましたが、その中でも最も人気が高いのが、この吉永小百合版です。彼女は、1960年代を代表する人気映画女優でした。

映画では、青年期の川崎役の高橋英樹さんは少し貫禄がありすぎ、立派過ぎる様に思えます。老人になってからの、くたびれた宇野重吉さんと同一人物とはとても思えません。一方、踊子の吉永小百合さんは撮影当時18歳でしたが、初々しい顔立ちで、この17歳の役にぴったりです。(しかし、14歳には見えません。) 吉永さんの踊子は、子供っぽさと粗野な性格が入り混じった、田舎の芸人の少女の様子が良く出ています。かわいいというよりは、パワーあふれる少女という印象です。ただし、体は大人に近いのですが、精神年齢はかなり幼く、そのことがセリフに表われています。

原作者の川端康成から見て、吉永さんの踊子は彼の理想に近かったのではないでしょうか?

映画撮影を見学した原作者の川端康成は、踊子姿の吉永小百合に「なつかしい親しみ」を感じたという

[出典: 伊豆の踊子 (1963年の映画)|Wikipedia

とはいえ、踊子よりは大学生の恋人(吉永さんの二役)の方が魅力的に感じられました。

ところで、彼女の声には難点があります。言葉は聞き取りやすいのですが、声が小さいことと、息が漏れるような雑音が少し混じること、少女にしては声につやがあまりないことなどが気になります。「キューポラのある街」では力の入った強い声を出すことが多く、声も大きかったのに比べると、「伊豆の踊子」で控えめな少女を演じているせいか、彼女の声だけやや小さめであるため、他の出演者との会話が始まると、会話の声のバランスがやや悪くなります。

もっとも、感情が高ぶった画面では彼女は突然大きな声になり、その迫力に、はっとさせられます。これには、「キューポラのある街」のジュンに近い、野生のパワーを感じます。吉永さんの面目躍如といったところでしょう。

他の俳優では、 お咲(南田洋子さん)の中年女性の生々しくも悲しい声に惹かれました。

[参考: 伊豆の踊子 (1963年の映画)|Wikipedia

鮮やかなカラー画面で、みずみずしい吉永さんに出会いたいなら、この↓ビデオ↓が一番です。

   

『細雪』 蒔岡雪子の場合

『細雪』
株式会社東宝映画。1983年(昭和58年)5月21日公開。カラー140分。
原作
谷崎潤一郎
監督
市川崑
脚本
日高真也、市川崑
出演
蒔岡鶴子(長女・いとさん・本家・30歳過ぎ): 岸惠子
蒔岡幸子(次女・さちこ・なかあんちゃん・分家・30歳過ぎ): 佐久間良子
蒔岡雪子(三女・きあんちゃん(「ゆきあんちゃん」の略)・とうさん・独身・30歳): 吉永小百合
蒔岡妙子(四女・こいさん・独身・25~26歳): 古手川祐子
辰雄(鶴子の夫): 伊丹十三
貞之助(幸子の夫): 石坂浩二
野村(雪子の見合い相手): 小坂一也
橋寺(雪子の見合い相手): 細川俊之
東谷(雪子の結婚相手): 江本孟紀

『細雪』はこれまで3度映画化されていますが、東宝版はその中で3作目です。

細雪は、大阪船場(せんば)の上流家庭・蒔岡(まきおか)家の四人美人姉妹、鶴子・幸子・雪子・妙子がヒロインです。三女雪子の見合い話と四女妙子の恋愛遍歴を中心に、優雅な出来事が過ぎてゆきますが、姉妹同士、勝手に身勝手なことを言い合って、時々波乱が起きます。次女幸子(谷崎松子婦人がモデル)を中心として話は進んでゆきます。蒔岡家の没落を描きながら、第二次世界大戦前の日本古来の優雅な文化が崩壊してゆく寸前の滅びの美を表わしているとも評されています。

映画自体は、画面の美しさや着物の美しさにかなりこだわっていますが、4姉妹の内面描写やストーリー展開はやや淡白です。テレビで見られるようなどろどろした女性の愛憎ドラマとはまったく違います。

雪子(30歳。撮影時の吉永小百合さんは37〜38歳くらいか)は、のんびり屋で自己主張が弱く行動的でもないものの、すこしひねくれていたり、いざとなると意志が強く頑固になったりするため、4姉妹の中で一番縁どおく、縁談がまとまるまで4年半の歳月がかかります。吉永小百合さんが「キューポラのある街」で演じたジュンなどとは、ある意味で正反対の性格ですね。映画では地声が小さいので、自宅にかかってくる電話に出ないことになっていますが、吉永さんの声はそれほど小さいわけではありません。

ほとんどの画面で吉永さんはゆったりのんびり話していますが、その声は、「キューポラのある街」や「伊豆の踊子」の時よりも雑音が少ない、なめらかな声に聞こえます。彼女の声は、興奮して話す時の声はまったく違った、活舌のはっきりした強い声になりますが、これも「キューポラのある街」や「伊豆の踊子」の時よりも美しい声です。すっかり大人になった声ですが、吉永さんの声の魅力を楽しむのであれば、この「細雪」の方が良いでしょう。

また、4人の女優の声を比較できるのがこの映画のもう一つの魅力です。年齢の差が、そのまま役柄の差になって現れています。

岸恵子さん(撮影時は50歳くらいか)・・・中年の上品な女性の声、やや口の中につばがたまるような感じ。活舌が良く、芯が通っている、強い声。30歳過ぎという役柄から見ると、少しふけすぎているのではないでしょうか。

佐久間良子さん(撮影時は44歳くらいか)・・・成熟した女性の上品な声。最も女性らしい、やわらかさと怖さを兼ね備えた声。しかし、30歳過ぎという役柄から見て、少しふけすぎているようです。

吉永小百合さん(撮影時は37〜38歳くらいか)・・・感情を抑えた30代の声。穏やかながら、隠れた意地悪さと不気味さを感じさせる声。30歳過ぎという役柄には自然に収まっています。

古手川祐子さん(撮影時は23歳くらいか)・・・若々しい勢いがある声。感情が素直に爆発しています。

豪華な画面に映し出された四人の主演女優の美声の違いを、この↓ビデオ↓でご堪能ください。

   

『母べえ』 野上佳代の場合

『母べえ』
「母べえ」製作委員会。松竹株式会社。2008年(平成20年)1月26日公開。カラー132分。
原作
野上照代
監督
山田洋次
脚本
山田洋次、平松恵美子
出演
野上佳代(母(かあ)べえ): 吉永小百合
山崎徹(滋の教え子・やまちゃん): 浅野忠信
野上初子(佳代の長女・初べえ): 志田未来
野上照美(佳代の次女・照べえ): 佐藤未来
野上滋(父(とお)べえ): 坂東三津五郎
野上久子(滋の妹・ちゃこちゃん): 檀れい
藤岡仙吉(佳代の叔父): 笑福亭鶴瓶
藤岡久太郎(佳代の父): 中村梅之助

野上一家4人は東京で平穏に暮らしていましたが、日中戦争の激化と共に、滋(父(とう)べえ)は治安維持法違反の思想犯として、突然逮捕され、巣鴨拘置所に収監されます。それ以来、一家の生活は一変し、残された3人は父べえの帰りを待ちながら、つらい生活を始めます。それでも、暖かい知人の助けを受けて親子三人は助け合って生きてゆきます。

吉永小百合さんは、夫がいない中で子供たちを明るく励ます、強くけなげな佳代(母(かあ)べえ)を演じています。吉永さんにぴったりの役どころですね。

この母べえには、初べえと照べえという小学生の姉妹の子供たちがいるので、役の上での母べえの年齢は30〜40歳代くらいと思えます。一方、吉永小百合さんはこの映画の撮影時には62歳です。

小学生の元気な子供がいる母親にしては、この役はふけすぎているのではないでしょうか? たとえ、戦時中の非国民扱いのストレスや当時の食糧事情(低栄養)を考えたとしても・・・。

キューポラの街のはつらつとした少女がこのように年齢を重ねてしまったとは、映画とは関係ありませんが、何とも感慨深いものがあります。

映画は、後半がだらだらと長すぎたように思います。

とはいえ、吉永さんの声は母べえにふさわしい、くたびれた(老年ではなく)中年女性の声になっています。ややざらざらした、年齢相応の声ですが、これが役柄にぴったりです。

他の俳優では、野上久子(檀れいさん)のつややかでしっとりした声が記憶に残りました。壇れいさんは、「サントリー金麦」のテレビCMで騒がしい叫び声を上げている時の印象が強かったのですが、この映画ではまったく違う種類の声を出されていて、驚きました。改めて興味を抱きました。

吉永さんは、やさしく強い昭和のお母さんの声にびったりです。この↓ビデオ↓で、あなたも懐かしい風景にタイムスリップしましょう。

   
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