全体(章や節)の構成はどんなものが望ましいですか?
電子書籍を読んでみると、紙書籍の場合と違って、書籍全体の中で自分が現在どの辺りまで読み進めているのか、後どのくらい読めば現在の章や節が終わるのか、いつ次の章や節に達するのか、非常にわかりにくいことがわかります。このような読者の不満が積もってくると、読者は、途中でその書籍の読書をやめてしまうかもしれません。
そこで、読者のこのような不満を解消するために、できるだけ各章や各節の内容を明確にして、かつ、章や節の長さを短くしたほうが良いでしょう。また、章や節には適切なタイトルを付けるようにしましょう。
また、前置きはできるだけ短くし、かつ、結論をできるだけ早めに提示したほうが良いでしょう。
本文中に著者による宣伝文や宣伝バナーを挿入して、別の書籍の宣伝やメールマガジンの宣伝などを行うのも効果的です。その場合は、そうした宣伝を本文中の2箇所に挿入することが望ましいと言われています。1箇所目は、最初から4000~6000文字目の切れ目の良い箇所です。2箇所目は、書籍の最後か著者紹介の直前などです。メールマガジンに登録してもらえれば、次に発売する著書など毎回告知することができますので、次回の書籍の売り上げに貢献できます。
紙書籍の場合は、ビジネス書、実用書、雑学書、学習参考書などは、内容にもよりますが、できるだけ索引を付けるようにすると読者に喜ばれます。