アートジャム:声

声の個性を音声学で比較しながら楽しむ方法や自分の声をボイストレーニングする方法を紹介します。

話す時の悩み

4. 滑舌が悪い声

投稿日:2018年3月10日 更新日:

滑舌が悪い声
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悩み

あなたは、話している最中に何度も、相手から聞き返されたことはないでしょうか? 「もぐもぐして何を言っているのかわからない」とか「滑舌(かつぜつ)が悪いよ」と言われたことはないでしょうか?

滑舌とは、活舌とも書きますが、言葉を発音するための舌や口のなめらかな動きのことを言います。 滑舌が悪いと、言葉をはっきり発音できません。声の大きさや高さが適正であっても、滑舌が悪いと、言葉の内容が相手に伝わりません。

「滑舌が良い声」と似た言葉に「歯切れがよい声」があります。「歯切れがよい声」とは、一音一音がはっきり分かれて聞こえる声のことですが、厳密に区別していない場合は、「滑舌が良い声」とほぼ同じ意味だと考えても良いでしょう。

学校や職場で、言葉が聞き取りにくいといろいろ面倒なことが起きやすいし、人と話すのが億劫になります。

もし複数の人か滑舌が悪いと言われるのであれば、あなたの話し方は本当に滑舌が悪いのかもしれません。

自分の滑舌が悪いかどうかは、自分の声を録音して、それを聞き返してみればわかるでしょう。

では、そうした問題が起こるのはなぜでしょうか?






原因

唇や舌の動きが少なすぎると、滑舌が悪くなります。

唇の動きが少ないと、「パ ピ プ ペ ポ」や「マ ミ ム メ モ」などの唇を使った音が同じように聞こえて、言葉を区別しにくくなります。表情筋や唇の周りの筋肉(口唇筋)が弱っているかもしれません。

しかし、それとは逆に、唇の動きが大きすぎると、わざとらしい、不自然な発音になってしまいます。唇に力が入りすぎると、不自然な声になります。外国の映画の、声優による吹き替えのセリフのように、大げさになってしまいます。

あるいは、滑舌が悪いのは、舌の動きが少なすぎるためかもしれません。舌の筋肉が衰えると舌がうまく動かなくなります。

口を閉じているときは、舌は上顎に接しているのが正常な状態です。しかし、舌の筋肉が衰えると舌全体が下がってきて(低位舌)、下顎の中にべったりと広がったり、喉の奥のほうに垂れ下がってしまいます。こうなると、舌が自由に動かないため、滑舌が悪くなり、舌足らずな声・喉声・鼻声になりやすくなるだけでなく、食事の時に舌を噛みやすくなったり、むせやすくなったり、あるいは、睡眠の時に気道を狭めて睡眠時無呼吸症になりやすくなったりします。

一般に、普段人と話す機会がほとんどない人は、唇や舌を十分に動かして唇や舌の筋肉を鍛える習慣がほとんどないため、滑舌が悪くなる傾向があります。

また、短い言葉を言う時ははっきりと喋れていても、長い文章を言う時は語尾が弱くなって、かすれてしまい、聞き取りにくくなっていることも考えられます。(しかし、語尾が強すぎると不自然な発声になるので、適度なバランスが必要です。)

あるいは、あなたの体の状態が原因で、活舌が悪くなる場合もあります。

たとえば、あなたはとても肥っていないでしょうか? 体が肥ると舌も肥るため、口の中で十分に舌を動かすことができなくなり、滑舌が悪くなります。

あるいは、虫歯や歯のかみ合わせが悪いことなどが原因で、息が漏れたりして、適切な発声ができない場合もあります。

そのほかには、息の出し方に問題があるため発声が悪くなる場合もあります。

声の響きを良くすると滑舌が悪くなることがあります。声の響きと滑舌は、両立させるのが難しいものです。

それでは、どうしたらよいのでしょうか?

改善方法

話す時の、唇や舌の動きを適度に大きくする必要があります。

唇の筋肉を鍛えたい場合は、「パ ビ プ ペ ポ」を何度も強く発音する、唇をしっかり閉じた状態で息を強く吸って唇をへこまし次に息を吐いて唇を膨らますのを繰り返す、あるいは、口角を上げたり口をすぼめたりを繰り返す、などの運動が効果的です。

舌の筋肉を鍛えたい場合は、NHKの「ためしてガッテン」で紹介された「カンタン舌体操」が効果的です。その方法は、「ベロは宝」(べろはたから)を強く、一音ずつはっきりと、1日20回発音するというものです。「べ」は思いっきり舌を真下に突き出して発音します。舌を出したり戻したりすることで、舌の位置を高く持ちあげる筋肉を鍛えられます。「ろ」と「ら」は舌をなめらかに動かすための運動です。「た」と「か」は舌先そして舌の奥を強く上あごに押しつけて発音するため、食べ物をのどの奥に送る筋肉を鍛えます。これによって食事の際のトラブルを防げるだけでなく、滑舌も改善されます。

もう一つの舌を鍛える方法としては、篠原さなえ氏の『「魅せる」声の作り方」』に詳しく紹介されている『「低位舌」を予防するレッスン』があります。 その方法では、少し大きめに口を開け、舌の最先端を上の歯の歯茎の少し後ろあたりにつけ、舌の裏の筋を伸ばします。その状態で、舌の先端を歯茎の後ろにつけたまま口を閉じ、舌全体をべたっと上顎に張りつけます。 舌がしっかりと上顎についている状態を確認し、その状態を常に(一日中)保ちます。寝る時は、寝入る瞬間まで、この状態をキープします。舌の位置を調節してもどうしてもこれができない場合は、口に問題があるかもしれないので、歯科医に見てもらったほうがよいでしょう。

あるいは、もし極端な舌の肥満のため、十分に舌を動かすことができない場合は、まずダイエットなどをして痩せたほうが良いかもしれません。

また、虫歯や歯のかみ合わせが原因で、発声が不完全になる場合は、歯の治療をする必要があります。

息の出し方に問題がある場合は、呼吸に関係する筋肉を鍛えたり、腹式呼吸を練習したりしたほうが良いかもしれません。

もし、滑舌と声の響きが両立できない場合は、どちらかを選ぶ必要があります。一般的には、会話のためには滑舌を選び、歌のためには響きを選ぶべきでしょう。

また、もし、語尾が弱くなって、聞き取りにくくなっている場合には、語尾をしっかり発音する必要があります。しかし、しっかり発音しすぎると不自然になりますので、手加減が必要です。

もし、あなたの体が正常であるならば、心理的な緊張を解いて正しく発声する訓練によって、声を大きくすることができるでしょう。そのような発声訓練をボイストレーニングといいます。

ボイストレーニングでは、発声のためのインナーマッスルの強化、呼気の流れの制御、声帯・舌・口などの動きの制御などの訓練を行います。

この訓練を行えば、滑舌が良くなるだけでなく、性格が明るく積極的になるといった副産物も期待できます。

ボイストレーニングは、インターネットや書籍を参考にして独学することができますが、もし近所に教室がある場合は、教室に通って講師から直接指導を受けるのも良いでしょう。もし指導者(ボイストレーナー)が言語聴覚士であれば、その教室に通うのが最善でしょう。

近くにボイストレーニング教室がない場合は、代わりに、話し方教室や、朗読サークルなどに参加してみても、ある程度の効果が得られるかもしれません。

しかし、教室に通うほど深刻ではない場合、自分でトレーニングをしてみるのも良いでしょう。






自分でできる簡単なボイストレーニング

体が健康である場合、滑舌が悪い声を改善するボイストレーニングは、次のように行います。

まず、発声のための、リラックスするための準備運動をしましょう。

(準備運動については、ここを参照してください。)

次に、唇と舌を大きく動かす練習に入ります。

母音をはっきり言えない場合は、「ア イ ウ エ オ」を、口を大きく動かして発音しましょう。

無声音をはっきり言えない場合は、「パカ タカ パカ タカ」などと、唇の動きを意識して発音します。

舌の動きが悪い場合は、「ラア タア ナア カア サア」などと、舌を大きく動かして発音します。

次に、本や新聞などから適当な文章を選び、それをできるだけはっきりした声で朗読してみましょう。言葉を適当な間で区切って、大きさのメリハリをつけて、聞きやすい言葉で発音しましょう。文章を話す場合は、語尾をはっきりと発音することが重要です。

これらを繰り返します。

ただし、声を長時間出し続けると、声帯を痛めてしまいます。発声練習は20分程度続けたら、その後、20分以上は静かにして、喉を休ませたほうがよいでしょう。

これらの練習をする場合、必ず自分の声を録音してそれを聞いてみて、何かしら進歩があったかどうか確認してみましょう。録音した自分の声が変に聞こえるようであれば、録音した変な声を参照してください。

普通、独学でトレーニングした場合、すぐに効果が出るわけではありません。少なくとも、1か月以上は練習を続けましょう。また、トレーニングで効果が出ても、しばらく休むと元の状態に戻ってしまいます。全くやめてしまわないで、適度に訓練を続けることが必要です。

それでも滑舌が良くならない場合は、ボイストレーニングの教室に通ったほうが良いでしょう。

詳細は、「ボイストレーニング」を参照してください。






コメント

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執筆者:


  1. wp-voice より:

     
    以下はバックナンバーです:

     
    ■管理者 より:

    date:2016/07/27(水)11:23
    山梨様

    誰でも他人と話す機会がなくなる時期が長いと、声が小さくなったり、かすれたり、滑舌がおかしくなったりします。

    山梨さんが、ご自分で、唇の形の問題に気づかれたことはすごいことです。

    唇の形に気をつけながら発声練習をしてみてください。その際、舌の位置(特に、舌先の位置)も重要ですので、気をつけてください。

    発声練習は、1回20分を一日3回以上行い、それが習慣になるように、数ヶ月は続けてください。きっと効果が出ますよ。

    しかし、それでも効果が出なかったら、ボイトレ教室を考えても良いかもしれませんね。

     
    ■ 山梨 より:
    date:2016/07/26(火)22:20
    このページに乗っているトレーニングを参考に、私はキンドルで活字を朗読して、詰まったり、発音しにくい文章、単語などをノートブックに記録しています。
    それらはある程度法則性があって、例に挙げると「実在」「実現」や「続ける」「綴る」等
    「じつざい」の場合は、唇の形を横に広げる「イーの形」から、すぼめる「ウー」の形にする際に、明らかに唇が付いて行ってなく、唇の柔軟性の低さに気が付きました。
    「つづける」の場合は唇の形をすぼめたまま変えずに、発音することが苦手みたいで、文章の中にこのような単語が入っていると、必ず詰まってしまいます。
    これらの弱点はやはり、唇や舌の柔軟性が低いことが原因なのでしょうか?
    今でこそ何とか社会人として働いていますが、かつて年単位で人と会話してこなかった期間があり、人と会話をするうえで必要な、文章を編み出す部分である「脳」と、言葉を発するスピーカーの部分である「唇」と「舌」が明らかに退化していると感じます(加齢も原因かも)
    少しでもトレーニングで改善できればと考えていますが、独力では限界があるようでボイトレ教室など行った方がいいのかな

     
    ■ 管理者 より:
    date:2016/07/18(月)22:37
    まゆ様

    「『た』が『が』に聞こえ」るというのは、あなたの『た』の発音に問題がありそうですね。

    『た』の音は、舌先を上前歯と歯茎の境目から数ミリほど上に離れた歯茎の部分に当てて、強く息を吐きながら『た』を発音します。

    これに対して、『が』の音は、舌先は、『た』のときよりももっと奥の場所(硬口蓋より奥)に当てて、息を強く吐きながら『が』と発音します。

    『た』と『が』の、舌先の位置の違いに注意しましょう。

    また、『だどで』は、『た』で舌先を当てた部分よりも少し歯茎に近い場所に舌先を当てて発音します。

    『らりるれろ』は、舌先を立てるような感じで、『た』で舌先を当てた部分よりも少し奥の場所に舌先を当てて発音します。

    舌先の位置をいろいろ変えて発音してみて、ご自分の声がどう変わるかを確認してください。

    歌を歌うときの問題ですが、歌の種類にもよりますが、プロの歌手でも滑舌がはっきりしない人はいます。

    話すときと歌うときの発音は違うし、話すときは相手に意味を伝える、これに対して、歌うときは相手に感情を伝える、と言ったように目的が違います。

    ですので、歌うときは滑舌は気にしなくても大丈夫ですよ!

     
    ■ まゆ より:
    date:2016/07/18(月)11:07
    『た』が『が』に聞こえたり、『だでど』の発音が上手く出来ません。『らりるれろ』も難しい気がします。

    歌うのが好きなのですが、滑舌の悪さが気になって中々友人とカラオケに行けません。人前で話すのも億劫です。

     
    ■ まゆ より:
    date:2016/07/18(月)11:04
    自分の声を録音して滑舌を直そうとしていますが『た』が『が』に聞こえたり、『だでど』の発音が上手く出来ません。『らりるれろ』も難しい気がします。どうしたら直せますか?

     
    ■管理者 より:
    date:2016/04/24(日)23:34
    松井笑様

    サ行を発音するときは、舌先はどこにも当たりません。もし当たっていたらサ行音にはなりませんので、ご安心ください。舌先と歯茎の下に少しだけ隙間を作って、そこから息を勢いよく出せばサ行の音になります。

    次に、

    ラ行音を速く言えないというのは、舌の筋力が不足しているからだと思います。

    ラ行音を発音する練習のほかに、「カンタン舌体操」と『「低位舌」を予防するレッスン』をしっかり行ってみてください。

    コツをつかめれば簡単だと思いますが、とりあえず、毎日トレーニングして、それを1ヶ月以上続けてみましょう。

     
    ■ 松井笑 より:
    date:2016/04/24(日)16:20
    お忙しいところ失礼します。

    サ行を話すとき舌がどこにも当たらないで話しています。本来舌がうわ歯ぐきのへんに当たるんですかね?どうしたら正しい位置に動かせますか?
    それからラ行はゆっくり言うと言えるのですが話をするはやさだと舌が邪魔というか広がって滑舌よく話せません。効果がありそうな筋トレがあれば教えてくださいm(__)m

     
    ■ 管理者 より:
    date:2016/04/08(金)21:39
    Sana様

    「シ」と「チ」をはっきり区別して発音できない方は時々います。安心してください。

    「シ」と「チ」の主な違いは、舌の動かし方にあります。

    「シ」は、舌の先端を上の前歯と歯茎の近くに置いて、「シ」とイメージしながら、息を強く出します。この時、最初から最後まで、舌は前歯に触れません。

    それに対して、「チ」は、舌の先をいったん上の前歯と歯茎に軽く接触させて、次に舌を後ろ(喉の方)に引きながら、「チ」とイメージしながら、強く息を吐きます。つまり、発音する前は舌は前歯と歯茎に軽く接触していますが、その後は離れます。

    どちらも、奥歯の隙間からではなく、前歯の隙間から息を出すような感じです。

    舌の動きに注意して、発声練習をしてみてください。

     
    ■ Sana より:
    date:2016/04/08(金)16:51
    「シ」と「チ」がどうしても上手く言えません。自分では上手く言えてるつもりですが、周りから馬鹿にされます。真似されてるのを見ると、奥歯の方から息を出している感じに見えます。自分で発音してみても、左の奥歯から空気が抜けている気がします。ちなみに昔は「キ」も言えなかったのですが、キは上手くなったと言われ、今では抵抗なく言えます。
    普段は普通に話していますが、ふとした時にとても落ち込んで、シやチを避けて話してしまいます。治したいです。

     
    ■ ami より:
    date:2016/02/19(金)07:38
    返答ありがとうございます。
    頑張って毎日練習してみます。
    やはり毎日のトレーニング必要ですよね。

     
    ■ 管理者 より:
    date:2016/02/16(火)18:59
    ami様

    「さ」行の音は子音「s」の音と母音「あ い う え お」の組み合わせになりますので、「s」の音を重点的に練習したらよいかと思います。

    その上で、母音「あ い う え お」を、舌の位置に注意して、はっきり区別して発音できるようにしましょう。

    「s」の音は摩擦音ですので、「た」行のような破裂音と違って、舌の先端は歯と歯茎の間のそばに置きますが、歯や歯茎には接触させないで、息を強く吐きながら舌を後ろへ(喉のほうへ)引きます。その時に母音「あ」などを発音すれば、「さ」の音になります。

    この時、舌は左右に平たく伸ばさないで、中央寄りにほんの少し狭めるようにします。

    コツがわかれば簡単だと思いますが、どうしてもわからなければ、適当なボイストレーナーに見てもらうのも良いかと思います。

     
    ■ ami より:
    date:2016/02/16(火)13:06
    私は昔からさ行がうまく言えず違う言葉に聞こえると言われてバカにされることもありました。今でも同じくさ行ダメです。後は話し合いする時などにも声がこもったりしてしまいます。これもトレーニングすれば治るのでしょうか。いい案があったら教えて下さい、
    ちゃんとした声だったら歌手が夢でした!今からでは無理だと思いますが発音だけでも治したいと思っています、

     
    ■管理者 より:
    date:2016/02/11(木)22:49
    るーまえ様

    「鼻が悪い」というのは、鼻づまりがひどいという意味でしょうか?

    軽い鼻づまりは問題ありませんが、鼻づまりがひどくなってくると、確かに活舌が悪くなります。

    もしそうであるなら、発声法を直す前に、鼻づまりを直す必要があります。

    蓄膿症などの悪い病気を持っていたら大変ですので、耳鼻科の医院で一度見てもらってください。

     
    ■ るーまえ より:
    date:2016/02/11(木)19:15
    鼻が悪く、言葉がはっきり言えません、舌の長さは普通であごらへんの力はあるけど、鼻が悪くたまに言えてたまに言えないってときがあり、ほとんどがはっきり言えません

     
    ■ しみずななえ より:
    date:2016/01/21(木)13:33
    丁寧にありがとうございます。頑張ってみます。
    また何か疑問ができたら相談させてください。

     
    ■管理者 より:
    date:2016/01/12(火)20:16
    しみずななえ様

     
    ■低位舌を直す方法としては、ホームページに書いた方法を参考にしてください。ある程度長期間練習する必要があります。

    『舌の奥の方が広がってしまい「て」など舌が邪魔する感じ』というのは、舌の筋力が低下しているのが原因と思われます。舌の筋力がつけば改善するでしょう。

     
    ■「サ行の舌の位置」

    1.舌の先端を硬口蓋に軽く触れさせます。
    2.声を出しながら、舌を後ろ(のどの方向)に引きます。この時、舌の両側を少し内側に縮めます。

    注意:
    ・吐く息は強くします。
    ・舌は前歯には接触しません。
    ・「舌の両側を少し内側に縮める」がわからない場合は、「あ」の音を出しながら舌の両側を内側に縮めてみてください。

    もっと詳しい説明を知りたい場合は、篠原さなえ氏の『「魅せる」声の作り方」』(講談社ブルーバックス)のP.157~162をお読みください。とても詳しく書かれています。

     
    ■口呼吸を直す方法は、低位舌を直す方法と同じです。ホームページに書いた方法を参考にしてください。

    もし、口呼吸の原因が慢性的な鼻詰まりである場合は、治療する必要があります。耳鼻科で相談してみて下さい。

     
    ■しみずななえ より:
    date:2016/01/12(火)16:40
    ご丁寧に返信頂きありがとうございます。
    なかなか打ち明けられないので心強いです。

    コツコツ練習してみようと思います。
    ちなみに低位舌を治すにはどのように舌を鍛えればよいですか?喋っていて舌の動きが悪く動かしづらくて、力が入ってしまいます。舌の奥の方が広がってしまい「て」など舌が邪魔する感じです。
    サ行の舌の位置はどんな動きになるのが通常ですか?
    私は負担口が半開きで口呼吸になっているので改善方法や舌の筋肉トレーニングなど効果的なメニューがありましたらぜひぜひ教えてください。
    お願いします。

     
    ■ 管理者 より:
    date:2015/12/28(月)17:48
    仲田シュウト様

    仲田シュウトさんは仲田秀人さんと同一人物ですね?

    仲田さんは現在、変声期の最中だと思われます。変声期が終われば改善するでしょう。そうであれば、早くて中2、遅くても高3になる頃には直るでしょう。ただし、人によっては20歳くらいまでかかる場合もあるので、一概には言えません。

    あせらないで、じっくり構えてください。

     
    ■ 仲田シュウト より:
    date:2015/12/28(月)00:52
    僕は中1の十三歳なんですけど滑舌がとても悪いです 他人からもどうしたの?って言われるんですよ 僕はもともと滑舌は良かったんですけど 今ぐらいになってから急に滑舌が悪くなりました じゃあどうすれば滑舌が良くなるんですか? まさかずっとこのままってことはないでしょうね? じゃあいくつになれべこれは直るんですか? 知りたいです

     
    ■管理者 より:
    date:2015/12/25(金)18:08
    しみずななえ様

    少し出ていた歯を歯列矯正で内側に移動させた結果、口の中が狭くなり、舌が動かしづらくなって滑舌が悪くなったのですね?

    磯山さやかさんは、高くて、滑舌がよい、きれいな声ですが、あなたは高い声質が似ているのですね? ということは、しみずさんは元々きれいな声なのでしょう。

    ところで、滑舌が悪い原因ですが、口の中が広いか狭いかは、滑舌にはあまり影響しません。

    たとえば、子供の口の中は狭く、舌足らず(滑舌が悪い)ですが、それは、口の中が狭いことが原因で舌足らずになるのではなく、むしろ、舌の動きが悪いために舌足らずになるのです。つまり、子供は、舌の筋肉が発達して自由に動かせるようになると、舌足らずではなくなります(滑舌が良くなります)。

    そこで、舌の動きを良くするために、まず、母音「あ い う え お」をはっきり区別して言えるように、舌の位置と唇の開き加減に気をつけながら発声練習をしてください。特に舌の位置(舌の先端の前後方向と上下方向)に気をつけてください。また、唇はあまり大きく開く必要はありません(大きく開きすぎると、不自然な発音になります)。

    その際、ご自分の声を録音してそれを聞き返して、うまくできているかどうか確認するとよいでしょう。

    練習を重ねれば、必ず上手になります。

    それができたら、子音「さ行」「ら行」「た行」なども、気をつけて、はっきり区別して言えるように練習してみましょう。

    コツをつかめば滑舌は簡単に直ると思いますが、しばらくすると元の悪い状態に戻ってしまいます。習慣的に正しい発音ができるようになるまで、数ヶ月くらいは毎日練習してください。

     
    ■ しみずななえ より:
    date:2015/12/25(金)14:46
    教えてください。自分はもともと滑舌がいい方ではなく歯の矯正をしました。しかし歯が内側に入り舌を動かす広さがせまくなったからか前より口の中で舌が動かしづらくなったきがしています。
    サ行はもちろん、ラ行、タ行も言いづらいです。
    テレビでみてて芸能人の磯山さやかさんの話し方に近い気がしました。
    原因やトレーニングメニューなど教えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。

     
    ■ 管理者 より:
    date:2015/11/20(金)00:19
    仲田秀人様

    変声期になると、声帯が急激に成長しますが、それだけでなく、口の中の空間(口腔)、鼻の中の空間(鼻腔)、舌なども大きくなって、バランスが悪くなります。

    そのため、声が低くなるだけでなく、発音もおかしくなることがあります。

    この時、滑舌が悪くなる最大の原因は、舌がうまく動かなくなることです。

    おそらく、舌が急に大きくなったか太ったのが原因で、今までは口の中ですばやく滑らかに動けたのに、最近はうまく動けなくなったのでしょう。

    変声期が終われば、活舌もある程度改善しますが、元通りにはならないかもしれません。

    活舌を良くするには、舌の筋肉を鍛えたり、舌を確実に動かす運動をしたりするようにしましょう。

     
    ■ 仲田秀人 より:
    date:2015/11/19(木)22:39
    僕は今中1の十三歳なんですけど自分の滑舌についてなんですけど僕は今滑舌がかなり悪いです他人からも「早く言えよ」って言われるんですけどどうしたら滑舌が良くなるのでしょうか?教えてください!でも僕は小2の時は声もとても高くて滑舌もすごく良かったんですけどこれはどういうことですか?

     
    ■ まもる より:
    date:2015/10/14(水)22:57
    ありがとうございます

     
    ■ 管理者 より:
    date:2015/10/06(火)12:30
    まもる様

    歯並びが悪くても、歯と歯の間に隙間がなければ、活舌にはあまり関係がありません。

    しかし、舌の動きが悪いと活舌は悪くなります。

    一方、歯と歯の間に隙間がある場合には、そこから空気が漏れるので、声に雑音(息が漏れる音)が混ざり、活舌も悪くなります。

    また、ご自分の声を録音して再生したものを聞いた場合は、音の歯切れが悪く、丸っこく、気持ち悪く聞こえます(子供っぽく聞こえる、と考えることも出来ます)。

    誰でもある程度はそう聞こえますので、問題ありません。

    しかし、録音した声を長期間(数ヶ月)にわたって毎日聞いていると、耳(と言うよりは脳)が慣れてくるので、不自然には感じなくなります。

     
    ■ まもる より:
    date:2015/10/06(火)00:11
    滑舌が悪いと声が
    子供っぽく聞こえますか?
    自分の再生の声を聞くと慣れてないせいか
    子供っぽく聞こえるんですけど、

     
    ■ まもる より:
    date:2015/10/06(火)00:08
    歯並びが悪くても滑舌は良くなるんですか?

     
    ■ルナ より:
    date:2015/09/18(金)17:16
    丁寧な回答ありがとうございます。
    口の体操をしつつ、口腔外科を探してみようと思います。
    ありがとうございました。

     
    ■ 管理者 より:
    date:2015/09/18(金)12:50
    ルナ様

    口をあけにくいうことでしたら、顎関節症の疑いが強いと思います。それと、精神的なストレス(話せないというあせり)も関係ありそうですね。

    ほとんどの顎関節症は治療しなくても自然に治るようですが、中には数年立っても直らない例があるそうです。(私も中学生頃に一度かかりましたが、顎を自己流で開け閉めしているうちに、突然、3日ほどで完治しました。)

    また、症状は顎関節症に似ていても、まったく異なる別の病気である可能性もあります。

    病院を選ぶとしたら、歯科医ではなく口腔(こうくう)外科医を捜したほうが良いでしょう。顎関節の専門外来がある病院でしたら、さらに良いです。(ただし、歯科医師が口腔外科医を兼ねている場合もありますので、その場合は歯科医でも良いでしょう。)

    口腔外科という診療科は一般の病院にはほとんどないと思いますので、大病院か大学病院をインターネットなどで探してみましょう。

    もし、お目当ての病院で、初診を受けるために紹介状が必要であるようなら、今までかかっていた歯科医に、紹介状作成をお願いしてみましょう。

     
    ■ ルナ より:
    date:2015/09/18(金)09:17
    回答ありがとうございます。
    以前からかかっていた歯医者で治療後違和感を感じて医師に伝えましたが慣れれば治りますと言われてそのままにしていたらだんだんおかしくなってしまい、噛み合わせ専門医を探して噛み合わせを治療しましたが、治療中の違和感でますますおかしくなってしまいました。
    先生は噛み合わせは治っているので口を開けることを心がけなさいと言います。
    人前で話すことが多く、うまく話せないことがかなりのストレスになっています。
    舌の位置や唇の動きもおかしいように感じて気がつくとくいしばってしまいます。
    口の体操で治るのか、どこの病院に行ったらいいのか困っています。

     
    ■ 管理者 より:
    date:2015/09/16(水)17:26
    ルナ様

    最近ストレスが多くなっているとか、そういった生活上の原因は考えられないでしょうか?

    特にストレスがないのに、口に力が入るのでしょうか?

    口に力が入る方は、就寝中に歯を食いしばったり、歯軋りしたりする症状も起きている可能性が高いのですが、ルナさんの場合はどうでしょうか? 朝起きた時に、顎や歯が痛んでいることはありませんか?

    ところで、すでに歯のかみ合わせ治療をされたそうですが、それは歯科医での治療ですか?

    もしかすると、その際に歯の噛み合わせが完全には改善しなかったのではないか、と思われます。

    悪い状態をそのままほおっておくと、そのうちに口をあけられなくなる恐れがあります。

    口を大きく開け閉めする時に、ガクンとかカクッとかいう音がしませんか? もし音がするようでしたら、顎関節症の疑いもあります。その場合は、マウスピースを作ってもらって夜間に装着するようにすれば、症状が改善されます。

    いずれにせよ、別の(歯のかみ合わせや歯列矯正に詳しい)歯医者に見てもらうか、口腔外科で見てもらうかしたほうがよいかと思います。思い切って病院へ行きましょう。

     
    ■ ルナ より:
    date:2015/09/16(水)16:11
    教えてください。
    歯の噛み合わせを治療しましたが、いっこうに良くならず、最近ではうまく話せなくなってしまいました。
    どうしても口に力が入ってくいしばってしまいます。
    どうしたら治るのでしょうか。

     
    ■ 管理者 より:
    date:2015/08/18(火)23:20
    choco様

    部活というのは合唱部などの音楽系の部でしょうか?

    お友達から「舌足らず」と言われているということは、あなたの舌の動きは十分でない(口腔の中で動く範囲が狭い)のかもしれません。

    「ろ」と「ど」の違いに、以下のように注意して、両方がはっきり区別できるように発声練習をしてみてください。

    「ろ」と「ど」は舌の動きが良く似ています。

    どちらも、発声の初めに舌の先端を上歯茎に付けます。この時、「ろ」はやや上のほうに、「ど」は、やや下のほうに付けます。

    また、舌の幅にも違いあります。「ろ」は舌の幅をやや狭くしますが、「ど」は舌の幅をやや広くします。

    さらに、息の強さも違います。「ろ」は軽く息を吐きますが、「ど」は強く息を吐きます。

    スマホかボイスレコーダーなどにご自分の声を吹き込んでみて、それを再生して、音の違いが十分に出ているかどうか確認してください。

    舌足らずの声は必ずしも悪い声ではありません。自信を持ってください。

    練習をがんばってくださいね!

     
    ■ choco より:
    date:2015/08/18(火)19:25
    はじめまして
    部活で滑舌が悪いと言われて、舌の運動をしてるんですが、治らないです。。
    とくにら行の「ろ」をよくしたくて。。今のままだと「ど」に聞こえるらしく
    なにか治す方法ってありますか?よく舌足らず、子供っぽい話し方といわれてます

     
    ■ 管理者 より:
    date:2015/07/26(日)14:46
    ここ様

    「さ行」の音は、他の音に比べて、特に息を強く押し出すため、前歯に隙間があると空気が漏れやすくなります。

    たとえば、「さ」の音は「s」と「a」の音に分解できます。ここで、「s」の音は息の音(無声音)であるのに対し、「a」の音は声帯から出る音(有声音)です。

    そこで、「s」の音の強さはそのままにして、(喉仏の内側にある)声帯を意識して、「a」の音がはっきり聞こえるように「sa」を発声してみてください。最初に短く「s」と発音して、次にすばやく「sa」と発音します。

    「s」の音は唇の先から聞こえますが、「sa」の音や「a」の音は喉仏の近くから聞こえるはずです。

    それでもうまく発声できない場合は、ここさんの前歯の隙間が広すぎるのかもしれません。その場合は、歯科医に診てもらって、隙間を詰める治療を行う必要があるかどうか相談してみてください。

    ただし、前歯の間の隙間は、本人が悩んでいるほどには、他人は気にしません。会話の相手に、あなたの発音が伝わっているのであれば、そのままでも良いのではないでしょうか?

     
    ■ここ より:
    date:2015/07/25(土)22:38
    はじめまして、私は歯並びが悪く、前歯のところに隙間が空いていますなので「さ行」を言うときどうしても空気(?)も一緒になってしまいほとんど空気の音しか聞き取れませんこういうのはどうしたらいいですか?よかったらアドバイスしてください。

     
    ■ 管理者 より:
    date:2015/06/01(月)11:45
    めい様

    前歯の隙間が空いいるのですか。隙間と言っても程度問題ですが、そこから空気が漏れて別の音になっている可能性は高いでしょう。

    まず、「チ」が「ティ」に聞こえるということですが、

    「チ」は舌の先端を上前歯の裏側に当て、息を強く押し出しながら(舌が前歯との間で摩擦するような感じ、息が前歯の外にまで押し出されるような感じで)、舌を奥のほうに引っ込ませます。息の勢いに押されて、やむを得ず舌が引っ込むような感じです。まず「シ」の唇の形を作っておいてから、舌を前歯の裏側につけて、強く息を吐きながら勢いよく舌を離すと発音しやすいでしょう。「チ」を発音すると、「シ」の音に移行します。

    これに対して、「ティ」は息は強く押し出さずに(つまり、軽く吐きながら)、舌を奥のほうに引きます。舌は、息とは関係なく、自分から引っ込むような感じです。

    舌の動きはどちらも同じですが、息の強さが両者でまったく異なります。比較しながら発音して、スマートフォンなどでよいですから、何かに録音して聞き比べてみてください。

    次に、「シ」と「スィ」ですが、これは唇の形が大きく異なります。

    「シ」は「イ」の唇の形(横に広げた形)で発音しますが、これに対して、「スィ」は「ス」と「イ」の中間のような唇の形になります。「ス」の唇の形は、「ウ」の発音の時の、唇を丸くした時の形と同じですね。

    「シ」を発音する時は、「イ」の唇の形をはっきり意識して発音してみてください。息を強く押し出ように、息が前歯の外にまで押し出されるような感じに発音します。

    これに対して、「スィ」を発音する時は、「ス」と「イ」をゆっくりと続けて発音してみて、それをすばやく切り替えてみて、声がどう変化するか確認してください。できるようになったら、「ス」と「イ」を同時に発音してみてください。なお、「ス」や「スィ」では、「シ」の時と違って、息はあまり強く吐きません。

    「ス」と「シ」を交互に発音すると違いが良くわかるでしょう。

    うまく出来るようになったと思ったら、何かに録音して聞き比べてみてください。

    それでもうまくゆかない場合は、前歯の隙間を何とかしたほうがよいかもしれません。

     
    ■ めい より:
    date:2015/05/31(日)23:23
    初めまして!発音で質問したい事が2つあります。1つめは、チがティに聞こえることです。発音するときの舌の位置もよく分かりません。2つめは、シがスィに聞こえることです。私の前歯は隙間が空いているので、それが原因のひとつかもしれないのですが、発音にも問題があるのかもしれません。2つとも、できるだけ良い発音になれるようにしたいです。アドレスをお願いします。

     
    ■管理者 より:
    date:2015/03/08(日)23:36
    あり様

    「り」のつもりが「き」に聞こえる原因は、

    ・息を強く吐きすぎている(そのために、口の両側から息が漏れる)

    あるいは、

    ・舌の先端に力が入りすぎている(舌を強くはじいている)

    からではないでしょうか?

    「り」では、息は自然にやわらかく吐き、また、舌はごく軽く力を入れて、歯茎からそっとはじくように少し引きます。

    「き」との違いに注意して、練習してみてください。

     
    ■ あり より:
    date:2015/03/08(日)20:30
    ありです! 前回は「き」と「り」の違いや舌の位置を教えていただき、ありがとうございます!

    たいへん分かりやすかったです^^

    そこでなんですが、、、「り」の発音の練習はどのようにすれば良いとかありますでしょうか?

    文章を読むにしても、やはり「き」となったり、「り」を発音するときに口の両側から息が漏れてるようなんです。。。

    練習法などはありますか!!
    度々申し訳ありません…(>< )
     
     
    ■ 管理者 より:
    date:2015/03/02(月)11:04
    なつみ様 「ら行」は、舌の先端を少し持ち上げて上の歯茎より少し上の位置に当てて、強く息を吐きながら舌をはじくような感じで喉の方向に引きます。 このときに「あ」、「い」、「う」、「え」、「お」の口の形をしていれば、「ら」、「り」、「る」、「れ」、「ろ」の発音になります。 しかし、もし、 ・舌を歯茎の位置に当てている(舌の先端の位置が下にずれている) ・舌をはじくときの息の力が弱い(肺活量が少ない) ・舌がすばやく動かない(舌の筋力が弱い) ・舌を英語のRの発音のように巻き舌にしている(悪い癖がある) などの問題があるとうまく発音できません。 上記の点に注意して、発音を矯正してみましょう。

     
    ■ なつみ より:
    date:2015/03/01(日)16:19
    私は、ら行が上手く言えないのですかどうすればいいのでしょうか?

     
    ■ 管理者 より:
    date:2015/02/25(水)11:04
    あり様 声のお仕事を目指しているのですね。がんばってください! 「り」の発音は、「舌を上の歯につけて、引く感じ」ですが、もう少し詳しく言うと、 「り」は、「い」の口の形を作って、舌の先端を歯茎に軽くつけて、はじくように、少し引きます。そして舌の先端を下の歯茎の位置までおろします。すると、口の形は「い」の形ではなくなります。 「き」は、「り」に似ていますが、「り」と違って強い破裂音(摩擦音)です。 「き」は、「い」の口の形から、舌の先端に力を入れて、上の歯茎を強くこするような感じで、舌と歯茎の間から勢いよく息を吐き出します。そして、舌の先端は水平に口の奥のほうへ引きます。すると、口の形は「い」の形に戻ります。 こうした違いに注意して、発音練習をしてみてください。

     
    ■管理者 より:
    date:2015/02/25(水)10:16 7!!
    様 とりあえず、良かったですね。活舌は意識して練習していれば、そのうちに習慣化して正しい発音になると思います。

     

    ■ あり より:
    date:2015/02/24(火)19:30
    現在 高校2年の あり といいます。 私は将来 声のお仕事をしたいと考えていて、その道に進むために独学で滑舌のトレーニングをしてます! ですが、どうしてもラ行の「り」だけが全く発音できてないのです… 録音して確かめてみても「り」が「き」と聞こえます。 「り」と発音する時、正しい舌の位置とかってあるのでしょうか? 調べてみたところ「り」の発音は ・舌を上の歯につけて、押し出す感じ ・舌を上の歯につけて、引く感じ と、2つあって言ってることが人によって違ったりするんです…どちらが正しいとかありますか(><) 自分の本名にも「り」という文字が入っているので、自分の名前を言うのも恥ずかしいです。。。 もう、舌の位置は癖になってしまっていると思うんです。 改善されることはありますか? すごく悩んでいます 教えていただきたいです!
     
     
    ■7!! より:
    date:2015/02/24(火)19:29
    くわしく教えていただき、ありがとうございます。舌は、異常はないと思います。きちんと動かせるので・・・ アドバイス通りに練習してみたら、改善に向かっています。病院にいってもいいのですが、時間がなくていけそうにありません。大人になってからでもいいのでは?と思っています。 日常生活では、聞き返されることがたびたびあります。早口で聞きにくい声だと自分でもおもいます。。。 意識をしないと正しい発音にならないし、まだまだ練習しなければなりません。 また、ちがうご相談を「金切り声」のところにかくので、よろしくおねがいたします。

     
    ■管理者 より:
    date:2015/02/21(土)00:32 7!!
    様 日常生活で、あなたの話しの内容は他人に正確に伝わっていますか? ほぼ問題ないようでしたら、あまり気にしなくても良いでしょう。アナウンサーや俳優などを除けば、一般の人々は、ほとんどの人が多少は活舌が悪いことが多いのです。 「し」は舌と上の前歯との間に隙間があり、そこから息が漏れるときに出る音です。一方、「ち」はいったん舌を上の前歯に接触させてから、勢いよく離すときに息がもれて出る摩擦音です。通常はどちらも簡単に出せるはずの音です。 これが出ないとなると、あなたの舌の微妙な動き方に問題があるのでしょう。 口を閉じた状態で、あなたの舌は上の口蓋にぴたっと密着していますか? 舌を口の中で前後にすばやく動かすことができますか? また、舌を唇の外側に大きく突き出して、上下左右に動かすことができますか? できるようなら、あなたの舌には特に問題がないかもしれません。 どうしても発音がおかしいのであれば、側音化構音かもしれません。 もし重い側音化構音だとすると、一般的なボイストレーニングで直すのは難しいでしょう。言語聴覚士の方に診てもらう必要があります。多くの言語聴覚士は大きな病院に所属しています。ただし、言語聴覚士の資格を持っている方は極めて少ないのが現状です。 多くの都道府県に言語聴覚士会があるので、インターネットで検索するか、大きな病院に問い合わせてみるとかして、資格のある方を探されることをお勧めします。

     
    ■ 7!! より:
    date:2015/02/20(金)18:18
    現在、中学生です。録音してみて、「し」や「ち」が言えてないことがわかり、ショックでした。今まで、自分で調べたり、なおそうとしたりしましたが、直りません。わたしは、「側音化構音」だとおもいます。 家族に「いえない」と話したら、「ゆっくり言いなさい」といわれ、解決策は見つかりません。 本気で悩んでいます。どうか、お願いします。

     
    ■管理者 より:
    date:2014/09/29(月)21:58
    えゆ様 「ありがとうございます」は決まりきった言い回しなので、必ずしも一字一句、全部の音がはっきりと相手に聞こえなくてもかまわないと思います。 しかしどうしても気になる場合は、 一字一字区切って、ゆっくりと、「あ り が と う ご ざ い ま す」と発音する練習を何度もしてみましょう。 このとき、自分で発音が怪しいと思われる音を、気をつけて何度も繰り返して発音してみます。また、特に、「り」と「ざ」の発音に気をつけてください。 それができたら、これらの音を続けて(つまり、音を区切らないで)「ありがとうございます」をなめらかに発音する練習をしてみましょう。 続けて自然に発音するときは、「とう」は「とー」という音になります。つまり、「ありがとうございます」ではなく、「ありがとーございます」と発音しましょう。 これができるようになったら、ご家族か友人にあなたの発音を聞いてもらって、改善されたかどうか確認してもらいましょう。

     
    ■えゆ より:
    date:2014/09/29(月)21:09
    私はありがとうございますがあまりうまく言えません。どうしたらいいでしょうか

     
    ■ 管理者 より:
    date:2014/08/24(日)00:26
    ぼ様 「し」、「しゅ」、「ひ」の音の区別がつかないようでしたら、唇の形に問題があるのかもしれません。 「し」は「shi」と表記できるのですが、無声音「sh」に母音「i」が続く音です。「し」の時の唇の形は「い」の時と同じ形です。上の歯と下の歯を軽くくっつけた状態で、唇を横に伸ばした形にして発音します。 「しゅ」は「shu」と表記でき、無声音「sh」に母音「u」が続く音です。唇は「う」の時と同様に、上の歯と下の歯は軽くくっつけますが、唇は丸くとがらせます。 「ひ」は「hi」と表記できるので、唇の形は「い」の時と同じです。しかし、完全な有声音なので、「し」(無声音+母音)とはまったく違う音になります。 これらの違いを意識しながら、繰り返し発音練習をしてみてください。 その後で、ご自分で発音するところを、ご家族かお友達に聞いてもらって、どうしたら違いがはっきり出るのか、考えてもらったらよいかと思います。

     
    ■ ぼ より:
    date:2014/08/23(土)12:03
    し がしゅ ひになります

     
    ■ 管理者 より:
    date:2014/08/21(木)21:41
    おとこ様 「ちゃちゅちょ」が普通に言えるのでしたら、「ち」も普通に言えると思うのですが・・・。 「ち」で空気が漏れるのは普通のことです。いろいろ舌や口の形に注意して発声の練習をして、その後、あなたの声を家族か友人に聞いてもらって、どんな風に聞こえるのか尋ねてみてください。 聞き手が、あなたの声を「ち」であると認識できていれば、十分です。空気の漏れを気にする必要はありません。そのままで大丈夫ですよ。

     
    ■ おとこ より:
    date:2014/08/21(木)15:10
    ちゃちゅちょ は言えるのですが・・・

     
    ■管理者 より:
    date:2014/08/21(木)12:08
    おとこ様 意識的に発音すると、「ち」が「てぃ」になってしまうのですね。 難しい問題ですね。「ち」と「てぃ」を繰り返して発音して、どんな違いがあるのか確認してみてください。 同じ口の形、同じ舌の位置で「ち」も「てぃ」も発音できるのですが、ごく微妙な違いがあります。「ち」は大きく空気が漏れますが、「てぃ」はあまり空気が漏れません。 もしかして、ご自分が感じているほど「ち」の発音で、普段空気が漏れていないのかもしれません。 ご自分の発声と他人の発声を同じ機械(スマートフォンやボイスレコーダーなど)に録音して、空気漏れがどの程度か確認してください。

     
    ■ おとこ より:
    date:2014/08/21(木)10:53
    てぃ になってしまいます

     
    ■ 管理者 より:
    date:2014/08/20(水)22:32
    おとこ様 「ち」は、舌の先端を上あごの歯の付け根にしっかり当てて、息を出しながら舌を勢いよく引っ込めて葉の付け根から離すときに出ます。 「ち」の音を出す時、誰でも多少は空気(息)が漏れます。 また、有声音の「ち」よりも無声音の「ち」の方が、空気が大きく漏れるように聞こえます。 あまり気にすることはないと思いますが、もし他人よりも多く空気が漏れるとしたら、 1.舌を歯の付け根に当てている時に、当て方がゆるいために、舌と歯の付け根の隙間から空気が多く漏れる。 2.舌を引っ込めるときにゆっくりと引っ込めているために、「ち」の音よりも空気の音のほうが大きく聞こえる。 のどちらかの原因が考えられます。 舌の動かし方に注意して、「ち」の発音を練習してみてください。

     
    ■ おとこ より:
    date:2014/08/20(水)16:36
    ち が上手く言えません。空気がたくさん出てしまいます どうすればいいでしょうか

     
    ■ 管理者 より:
    date:2014/07/28(月)17:22
    はやびと様 ひとくちに「出っ歯」といっても色々ありますので、その程度が問題になります。歯が邪魔になって唇がしっかり閉まらないようだと、唇から息が漏れますので滑舌に影響します。 しかし、そうでなければ、舌が口の中でメリハリよく動ければ滑舌は大丈夫です。 特に、母音が正確に発音できるかどうか、舌の位置に注意して発音してみてください。 ご自分の声を誰かに聞いてもらって確認してもらうか、あるいは、ボイスレコーダーなどに録音して確認してみましょう。

     
    ■ はやびと より:
    date:2014/07/27(日)22:47
    俗に言う出っ歯なのですが これも関係ありますか? 滑舌良くしたいのでもし、あるのならなおしたいと思います

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